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こうなるとーーー話が長いのだ。
「いい!!ELFはピョンテなの!!妄想が大好物なのよ!!」
話の出だしから他のファンの方に失礼で…
姉に代わって土下座したい気分に襲われる。
「だいたい好きな人とどうにかなりたいなんて、乙女の夢じゃない!!」
あぁ…
乙女まで敵に回しはじめたよ……。
「Aちゃんの小説は皆の夢を叶えてあげてるんだから!!」
いい笑顔で力説する姉。
いや貴方の妄想を叶えてるだけですよね?って言いたかったけど。
雇用されてる人間が雇用主に言えるはずもなく。
本当に皆様申し訳ありません。
と、一応心の中で謝罪してみる。
なのに、姉ときたら
「ついでにグッズも作っちゃえばいい収入になると思うんだけど……。」
なんて恐ろしいことまで口にする。
はぁ…
仕事しよ。
ってPCに向き合えば、後ろから画面をのぞき込んだ姉が出来上がってる分に目を通しながらひどく残念そうな声を出す。
「あぁ…もっとAちゃんがドンヘ君に興味を持ってくれたら……。」
「え!?なんかダメな所あった!?」
「ううん。お話はイイ感じに鬼畜なんだけど」←
「じゃぁ、なに??」
「うーん…ドンヘ君への愛情が増えれば増えるほどほど切なくて甘いお話が書けると思うのよねぇ。」
「………。」
「Aちゃんの中のドンヘ君てどんな人??」
くるりと椅子を回転させられて、姉の方に向きあわせられる。
姉の瞳は期待にキラキラ輝いていて…。
その期待には応えられそうもないので、視線を逸らしてみる。
すると目に入るのは、『資料』と称して部屋のあちこちに姉の手によって貼られたドンヘさん。
「イケメン…」
だとは思う。
うん。さすがアイドル。
それから。それから……?
「え…っと………イケメン?」
それしか出てこない←
。
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alexandrite_bbc(プロフ) - HARUさんはじめまして^^全作品読ませていただきました!占ツクからはもう離れてしまったのでしょうか、、、いつかまた更新されることを楽しみに待っております^^ (2019年12月5日 0時) (レス) id: 1875bc1f3a (このIDを非表示/違反報告)
manmaruu(プロフ) - とてもドキドキしながら読ませて頂いてます(//∇//)続きも楽しみにしています!! (2019年11月2日 5時) (レス) id: 786210485f (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - 姫稀さん» ありがとうございます!!ずっと更新できていないんですが、こうやってコメントを頂けると頑張ろうって思えます!! (2018年9月19日 19時) (レス) id: 7152b2ed7f (このIDを非表示/違反報告)
姫稀(プロフ) - とても素敵な話で、読みながらドキドキしてしまいました。こんなシチュエーション最高 ヒロインちゃんとドンへがどうなるのか、めっちゃ気になります!!続きがとっても楽しみです♪ (2018年9月19日 9時) (携帯から) (レス) id: 674af9cd90 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - まゆまゆさん» コメントありがとうございます。そうなんです。まさかのお馬さん出てきました(笑)ヒョクのたまに『どうした!?』って言いたくなるところも可愛いですよねwww更新、頑張りますね!! (2015年6月22日 23時) (レス) id: f9eb079c21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:HARU | 作成日時:2015年6月15日 12時