5-DH- ページ6
｢ヒョクもAもどこ行ったの〜?…っ!?｣
2人を探して廊下をブラブラしてたら、背中にドンって衝撃が襲って危うく倒れそうになる。
なんだ!?って後ろを見れば、Aが抱きついてきたんだとわかって。
｢A!?｣
驚いて名前を呼べば、震える小さな声が
｢ドン…ヘ…オッパ｣
って聞こえて。
急いでAの腕をとって、向き合うかたちをとる。
と、ギュッとまた抱きついてきたA。
普段なら絶対こんなことしないから。
｢どうした!?誰かになんかされたのか!?｣
今日のAはその可愛さを全く隠してないから、変な男に襲われたのかと思って焦って聞けば抱きついたままAが首を横に振る。
とりあえずはホッとしたものの、じゃぁどうしたんだろう…って、少しAの体を離して顔をのぞき込む。
｢A!!!?｣
そこにあったのはぐしゃぐしゃに泣いた顔。
｢どうした!?｣
｢ウ…ウニョ…クさんに………｣
｢ヒョク!?ヒョクがなに!?｣
｢ふ…られちゃ……った｣
｢はぁ!?｣
いや。マジで意味がわかんない。
なんで!?
毎日、Aに電話したりメールする度に緩みきった顔でいたヒョクが。
今日だって、連絡が来るのもA自身が現れるのもずっとソワソワしながら待ってたのに。
人目もはばからず抱きしめて、色気ダダ漏れさせてたヒョクが。
なんで、この短時間でAをフルなんて奇行に走ったのか全くわからなくて、Aの言葉が信じられなかった。
｢ま…待って、A!!ヒョクが本当に別れようって言ったの!?｣
そう聞けば、ちょっと間を置いて首を横に振る。
ん??
じゃぁ、なんでふられたなんて…??
とりあえず、ちゃんと話を聞こうとした瞬間
｢A…っ!!｣
って、息を切らしたヒョクがあらわれて。
Aの肩がビクリと揺れて、すぐに俺の後ろに隠れる。
その様子に、ヒョクが悲しそうな顔をする。
｢………どういうこと?｣
ヒョクの様子からふったって言うのはAの勘違いだとわかるけど。
勘違いさせるだけの何かはあったはずで。
俺は強い口調で言ってヒョクを睨む。
｢違うんだ……。ちゃんと説明するから。｣
今にも泣きそうなヒョクにズキンと心が痛む。
けど、Aが後ろで俺の服をギュッと掴むのがわかって……。
｢ヒョク…。何があったかは知らないけど、今はAに話すのはムリだよ。……ちょっと落ち着くまで時間をあげて。｣
｢…………。｣
｢ヒョク。｣
｢…ん……ごめん…な。｣
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HARU(プロフ) - 姫稀さん» こちらにもコメントありがとうございます。そう言っていただけると本当に嬉しいです!!お話をかく励みになります♪ (2019年4月19日 13時) (
レス) id: 7152b2ed7f (このIDを非表示/違反報告)
姫稀(プロフ) - 此方でも改めまして。ホントに素敵なお話にドキドキです。ウネの二人とヒロインとの絶妙なやり取りがホントに大好きです。私も是非続編読みたいです。 (2019年4月18日 9時) (レス) id: 4780cea7c1 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - 花さん» こちらにもありがとうございますヽ(*´∀｀)ノ続編を書いたらまたヒョクチェさんがなにかやらかしそうな気がします(笑) (2015年6月19日 16時) (レス) id: f9eb079c21 (このIDを非表示/違反報告)
花 - 度々すみません。このお話大好きです!!私も続編が見たい…(笑) (2015年6月19日 14時) (レス) id: 473f378ffe (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - しのさん» はじめまして(*´∇｀*)もっと読みたいなんて言ってもらえてすごく嬉しいです(//∇//)ヒョクとドンヘと私の関係がお気に入りなので、また書きたいなぁとは思うのですが何分タンコマなので(^◇^;)また、お目にかかれればと思います。 (2015年6月13日 17時) (レス) id: f9eb079c21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HARU
| 作成日時：2015年6月8日 16時
