黄色い髪のキミ。其の壱【鬼滅の刃】

弐拾伍 ページ29

『善逸っ！！！』


『毒か……ちゃんと呼吸して。もっと大きく………誰か助けて…』

私も辛い。
呼吸がしやすいように、お面を外した。

『……………あ』


空に、蝶が見えた。

あれは…………


『蟲柱・胡蝶しのぶさん！』
し「あら？貴女はもしかして、蜜璃さんの言ってたAさん？」
『はい…………あの、私と善逸くん、毒にやられて………』
し「ちょっと待ってください…」

し「二人とも、呼吸で毒のまわりを上手に抑えられていますね！」

善「じぃ……ちゃ………」


「『誰がじいちゃんですか？』」

あ、ハモった

善「今、じいちゃんが…出てきて………諦めるなって………」

『走馬灯、ですよね？』
し「きっとそうですね。二人とも、今解毒剤うちますからね！」

『ありがとうございます……』

し「いえ…………貴女は鬼ですよね？でも、とてもいい剣士になれそうですね！」

『柱の方にそのようなお言葉をいただけて、とても光栄です………では、私はこれで。』
し「あ、待って下さ…」

ﾀｰｰｰｰｰﾝｯ

し「……お面を置きっぱなしで……この子に預ければいいんでしょうか…？」








『あちゃー、腕が少し短くなってる……それより炭治郎くんどこーーー！！』


きっと蜘蛛の鬼…………累のとこにいるだろう。


『……いた！！』

糸、生き物みたいに動いてる！？

炭治郎くんの刀が折れてる……！！

あれじゃ切れない！

私なら………！


『炭治郎くん！』
炭「A！？今は駄目…だ…」

ﾌｩｩｩ…

『流の呼吸 肆ノ型 滝守壁！！』


累「(糸が消えた………)君、鬼？」
『んなもん、今は関係ねぇ、お前の頸を斬りに来た！』
累「へぇ………」

ギュルル……


糸の数が多い！

でも斬れそう！

ﾀｰｰｰｰﾝｯ

累「ジャンプして避けるだけじゃ、後ろの坊やが切られちゃうよ？」

『………それはどうかな？』

そう言った瞬間、炭治郎くんの目の前で糸がハラハラと崩れた。

『………見えなかったの？斬ったとこ。……あ、長く生きてたから感覚鈍ってるんだね』
累「は………？」

累の腕から血が垂れた。


炭「え…………斬ってたの？」

累「……これが最硬度だと思ってる？」

ギュル…

あ
これ切れないや

『炭治郎くん逃げて！』
炭「あ………はいっ」

ﾀｰﾝ

累「避けたって、僕の頸は斬れないよ？」


もう無理。



私は眼帯を外した。

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ラッキーキャラ！！！！(たまに鬼)

蜜璃

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