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今日はいつもより何本か早い電車に乗った。
「おはよ。今日は早いね」
「…おはよ」
イヤホンで音楽を聴いていたら不意に肩をポンとされ、見上げればあら不思議。
「お主は今日も朝練か、伊礼君」
何故か昨日ぶりの彼と再会したのである。
どうした世界よ、突然彼を中心に回り始めてしまって。こんなヤツを軸にしても私個人に心臓に悪い驚きが増すだけで何も得られんぞ嫌がらせか？
(この世界は残酷だ。そしてそんなに美しくない)
「そうだけど、なんか不服そうだね」
「いやいや全然そんな事思ってないヨ」
「そう？なら良いけど」
とか言いながら普通に隣に座るのなんなの君。
電車の振動だけが響く車内。時刻的にも人はそういない。というかこの車両には私と伊礼君しかいない。なんか納得いかないわぁ昨日の今日だし。
「それで、なんで君は今日こんなに早いの？」
「…早起きし過ぎたから」
「え、それだけ？ならいつもの登校時間までゲームでもすれば良いのに」
「良いんだよ。今日、本が大量に来るらしいから運ぶの手伝うの。司書さんチョコパイくれるし」
「そっか、Aさんって図書委員でもあったね。ちなみにそのチョコパイって何個貰えるの？」
「あげねぇよ??」
「冗談だよ。昨日言ったでしょ、僕はそんなにがめつくないって」
「君が言うと冗談に聞こえないんだよ」
すまし顔で『明日、世界が滅ぶよ』とでも言ってみ？多分面識ない人でも動揺するよ。
「……ねぇAさん。ちょっとこっち向いて」
「んー？」
渋々スマホから顔を上げると………
至近距離に、美顔。まつげ長いな君。
(てかマジで近いｯｯ!!君そんなグイグイ来るヤツだったっけ…???私まだあの一週間放置引きずってるんだけど???)
「昨晩、ちゃんと寝た？」
アホみたいに真剣な顔で聞かれたものだから、背筋に嫌な汗が流れた。
「…寝た」
「隈あるけど」
「元からだよ」
こういう時だけ無駄に回る舌に、他人事のように感心する。
「…本当に？」
「マジ」
「……そう。君の私生活をとやかく言うつもりは無いけど、睡眠はしっかり取りなよ。日常生活に色々と障るからね」
「おう。善処はする」
まだ不満そうな彼を無視して、私は視線をスマホに戻した。
正直、めちゃくちゃ焦った。
その数分後、何の曲を聴いてるか尋ねられイヤホンをシェアするイベントは…
起こりません。普通に調べて自分で聴けって言いました。
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楽空(プロフ) - 空木さん» 返信遅くなりましたが、ありがとうございます。頑張ります！ (2022年9月17日 2時) (
レス) id: ac5eac6eff (このIDを非表示/違反報告)
空木 - ウインボはあんまり無いかな...と思って検索したらまさかの康人くん(推し)で吃驚しましたありがとうございます...‼更新頑張って下さい！！ (2022年8月4日 18時) (レス) @page16 id: 7a7324414c (このIDを非表示/違反報告)
楽空(プロフ) - 柚莉愛さん» ありがとうございます。モチベめちゃ上がりました。がんばります。 (2022年6月16日 21時) (レス) id: 0b829f5534 (このIDを非表示/違反報告)
柚莉愛 - 頑張ってください！応援してます！ (2022年6月14日 15時) (レス) id: cefdbc04a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白さん。 | 作成日時：2022年2月6日 23時
