迷い2 ページ8
A)っ…
神)起きましたか?具合は?
A)何とか…
小)無理しないでね〜
神)ったく…何で倒れたの?
A)…家族って言われて本当に撃っていいのか
なって。いつ殺されてもおかしくない世界
だから問答無用で撃っていいのはわかるけ
ど、家族って言われると…怖い…
神)はぁ…あのさぁ…
神谷は少し面倒くさそうな口調で、話し始めた
神)そんなのでいちいち倒れられても困る。今
まで殺してきたやつも、同じく家族はいる
の。今回は最後の悪あがきで話してただけ
でしょ。こういう経験をしたくないって言
うなら、この仕事向いてないと思うよ。
辞めてみたら?
神谷は嫌味の様な言葉を投げると、Aの部屋から出ていった
小)えっと…俺はそんな事思ってないから!
辞めてほしいなんて思ってないし!
だから、何かあったら相談して!
じゃあ安静にしててね。お大事に。
そう言って小野も部屋から出ていった
残されたAはベッドの上で独り言をつぶやいた
A)辞める…ねぇ…いっそのことこの仕事辞め
て、学校とか言う所に通ってみるのもあり
だな…それはそれで楽しそう…
……でも…忘れられないからな…
Aは仰向けに寝っ転がり、大きなため息をついた
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作者名:weihana | 作成日時:2020年12月12日 18時