トラウマ2 ページ11
神谷SIDE
あの後、僕の部屋に小野くんが連れて行ってくれた
小)神谷さん…大丈夫ですか…?
神)うん。さっきよりは。
小)あの、もし良かったらあの男と何があった
のか教えてくれますか?
神)…良いよ、教えてあげる。
モブ1)おい、神谷さぁ。本当やめてくれない?
モブ2)マジで迷惑。
僕は、養子って事もあって元々周りからのあたりが強かった
モブ3)別に学級委員になった事は百歩譲って我
慢するよ。俺、学級委員やりたくないし。
でもさぁやり方が気に食わないんだよ。
神)…ごめんなさい…
モブ2)謝られても困るんだけど。
するとタイミングよくあの男が来た
男)お前ら。何してんだ。
モブ1)うわっ、めんどくせー奴じゃん。
モブ2)逃げよっ
男)ったく…神谷、大丈夫か?
神)は、はい。
その男は校内でも結構な噂があり、女好きとか脅して言う事聞かせてるとか、男にも近づくため男好きなんじゃないか、とか。
男)神谷は仲良くやれてるのか?心配してるん
だぞ?周りからのあたりは強いし、神谷は
自分から何か発言するタイプでもないし…
神)ありがとう、ございます……
男)何なら前みたいに助けてあげてもいいんだ
よ?俺が裏で手を回してさ。
神)そう言うのは大丈夫です。
前にも同級生からあたられていた時に、助けられた事があった。でも、全部タイミングが良すぎていた。偶然を装っていたけど、どこかで見ていたように。
神)あの、先生。裏で手を回すとか、そう言う
のそろそろ辞めませんか。僕は一人で大丈
夫なんで。
男)そんな事言っていいのか?神谷はこれがば
ら撒かれてもいいのか?
それは仕事で人殺しをした事だった。養子と言っても、親は相当な権力者。執事の勉強をしてる傍ら、反抗した者を殺す事をごく稀にしていた。
神)それはっ……
それが知られると同級生は愚か、先生方にも知られ親にも迷惑をかける。それだけは避けたかった。
男)だろ?やっぱり俺が居なきゃ駄目だな。何
かあったら助けてやる。
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作者名:weihana | 作成日時:2020年12月12日 18時