肆拾陸 ページ6
「君がそう思うのも仕方ないと思うけどね。
彼は特待枠で、しかも柱全員に認められるほどの実力持ちじゃないといけない。
つまりは、君のように実力をしっかり持っていて、未来への期待も十分にある子に戦って貰わなければならないんだ。
それから、君への利点もしっかり考えてあるよ。
君が彼に勝つことが出来たら、今ここで君を甲に昇格する。」
「!!本当ですか!?」
「もちろん。ただし、負けたら降格。
それくらい真剣に彼と戦ってあげて欲しいんだ。
それと、A。君は、もし彼に勝てたら鬼殺隊に入って貰うけど、負けたら二度と鬼殺隊に入れることはしない。最終選別に来てもね。
どうかな?」
「…分かりました」
「俺も、もちろん構いません。
乙の俺がこんな奴に負けるはずありませんから」
そう言って彼は鼻で僕のことを笑ってきた。
凄い下に見るなぁ、ちょっと性格悪くないか。
ムカつくし、鬼殺隊入れてもらわないといけないし、絶対勝つ!!
この人強そうだけど、先生よりは弱いと思う!!!
おそらく!!
「これで、彼に勝つことが出来れば、甲に限りなく近い程の実力を持つ子が入ってくることになる。
皆も、これでいいかい?」
「御意!!!」
柱の人達がぞろぞろと庭の隅へ歩いていき、僕と強そうな人は庭の真ん中に立たされた。
男の人には真剣を、僕には木刀を持たされたんだが…。
コソッと木刀を渡してくれた白髪のおカッパの女の子に話しかけた。
「あの、もし無かったらいいんですが、もう一本木刀を貸していただけませんか。
普段は二刀で戦っておりますので…」
「承知しました、少々お待ちください。」
女の子はててて、と屋敷へ戻ると、直ぐにもう一本木刀を持ってきてくれた。
「ほほー!お前、二刀流なのか?派手にいいな!!」
派手派手男さんがやけに機嫌よく話しかけてくれた。
嬉しいけど、さっき貶してきたの忘れてないからな。
そして、金に赤の髪の人が僕らの傍に立った。
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ぴえんはけつの穴 - 嘘だろなんでハートついてないんだ…!こんな神作つけないほうがおかしい…設定も文もキャラの関係性も何もかもが面白いです…!! (10月30日 15時) (レス) @page25 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 黒豆粉さん» コメントありがとうございます!素敵な作品と言っていただけて、本当に嬉しいです!これからも更新頑張っていきますので、よろしくお願いします! (2019年11月18日 23時) (レス) id: 8446f3cd09 (このIDを非表示/違反報告)
黒豆粉 - とっても素敵な作品!!!!すっごく好きです!!とっても面白くて続きが気になります!!!更新頑張ってくださいね!!!待ってます!!! (2019年11月18日 18時) (レス) id: a216a85358 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 雷斗さん» 大変失礼しました、すぐに直します!教えて下さりありがとうございます!! (2019年11月10日 12時) (レス) id: 8446f3cd09 (このIDを非表示/違反報告)
雷斗(プロフ) - 度々すみません、!柒拾参の6行目ですが、1時間時間になってます、! (2019年11月10日 11時) (レス) id: 3d539c4143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハナ | 作成日時:2019年9月25日 23時