弐拾肆 ページ32
炭治郎は木箱を閉めて、部屋に置いた。
そして、再び縁側に座る。
僕の反応が気になるのか、そわそわと落ち着かず、眉尻は下がり、明らかに不安そうだ。
「炭治郎、僕は君を信じるよ」
「えっ?」
「君と、君の妹を信じる。」
「な、どうして、」
「なんだよ、信じてやらないって言った方が良かったのか」
「違う!でも、でもなんで信じてくれるんだ?」
「炭治郎も、禰豆子ちゃんも、綺麗な瞳をしてるから。澄んだ、優しい瞳。暖かな瞳。僕、人を見る目は良いんだよ」
不安そうな炭治郎に、そう言って笑った。
ねぇ、そんな不安そうな瞳をしないでくれよ。
「そ、うか、そうか…そうか」
炭治郎は何度も何度も「そうか、そうか」と口の中で繰り返すもんだから、心配になって顔を少し除きみた。
炭治郎は、安心したような笑顔でポロポロと涙を零して泣いていた。
「な、なんで泣いてる?!」
「禰豆子は、やっぱり異質な存在だ。
全員が全員禰豆子のことを認めてくれる訳では無いんだ…でも、またこうして禰豆子のことを認めてくれる人に出会えて、良かった…」
炭治郎は家族をとても大切にしているんだな。
いいなぁ、自分も…家族に…
ふと、炭治郎はそういえば、と思い出したように、とんでもない爆弾発言をしだした。
404人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハナ(プロフ) - 神崎舞さん、大変失礼しました。直ぐに直させていただきます!教えていただきありがとうございました! (2019年9月12日 23時) (レス) id: 8446f3cd09 (このIDを非表示/違反報告)
神崎舞(プロフ) - 染のページ名前変換出来てませんよ。 (2019年9月12日 23時) (レス) id: 09069055ff (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 飴季さん、コメントありがとうございます!!複雑な設定なのもあり、描写は特に気をつけていますので、褒めていただいて本当に嬉しいです!!拙い部分もありますが、これからも頑張っていきますので応援よろしくお願いします!! (2019年9月12日 22時) (レス) id: 8446f3cd09 (このIDを非表示/違反報告)
飴李(プロフ) - 描写がわかりやすく、とても面白いです!過去や、6つの力、炭治郎との関わり方等、更新楽しみにお待ちしてます。応援してます! (2019年9月12日 22時) (レス) id: 3704481379 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - kitunetuki_040さん、教えていただいてありがとうございます!早急に直します! (2019年9月11日 0時) (レス) id: 8446f3cd09 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ハナ | 作成日時:2019年8月24日 22時