拾 ページ17
｢A、怪我をしているのか？！どこだ？！｣
｢え、あ、あぁ、そんなにひどい怪我じゃないから大丈夫だって。明日には治ってるよ｣
｢鬼に襲われた怪我だぞ？！1日で怪我が治るわけないだろう！どこだ、どこをどう怪我したんだ！！｣
｢ちょ、ちょっと落ち着いてよ、こっ怖いよ｣
｢あ、す、すまない…怪我をしただなんて落ち着いてられなくてな…俺が、俺がもっと早くに到着していれば、Aは──｣
｢終わったことを何度も悔いるな、次に活かせばいい。…先生の受け売りなんだけど。今の炭治郎にぴったりなのでは？はい、もうこの話は終わり、な？｣
｢終わったことって…！あーもーわかったよ、、でも怪我した場所はしっかり教えてくれ｣
｢…忘れてなかったか｣
炭治郎は怪我を見せるまで離さないとでも言わんばかりに腕を掴む。
ほんとに、大丈夫なんだけどなぁ。
｢ここ、足首だよ。ちょっと腫れてるけど大事には至らないし、すぐ治るって｣
｢ちょっとじゃないだろ、これ！かなり腫れてるし足首動かせないだろ、折れてるんじゃないか？！無理矢理これで走ってここまで来たのか？！｣
｢走れたし、痛くないから大丈夫｣
｢痛くない訳、｣
｢本当に痛くないんだよ。僕、痛覚ないから｣
｢…？痛覚が無いって、どういうことだ｣
｢まんまだよ、痛みを感じない体なんだ、僕。｣
炭治郎は意味がわからないという顔で困惑している。
理解できないよね、そうなるよね普通。
戸を開けて、庭に出ると手頃な石を手に取った。
｢どうしたんだ？｣
平らな所に手を置いて、大きくもう片方の手を振りかぶると、炭治郎は僕のすることを気づいたのか、青ざめながら｢A！！！｣叫んだ。
その瞬間、勢いよく手の甲に石をぶち当てた。
｢な、何てことをするんだ！！？どうして、どうしてこんなこと｣
そう言って引きずるように部屋の中に入れられて、手の甲を炭治郎がみた。
｢！…本当に、なんて、ことを…！｣
見ると、手の甲の骨は折れ、めちゃくちゃになっていた。
炭治郎は額に青筋を浮かべてこちらを思い切り睨みつけた。
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ハナ(プロフ) - 神崎舞さん、大変失礼しました。直ぐに直させていただきます！教えていただきありがとうございました！ (2019年9月12日 23時) (
レス) id: 8446f3cd09 (このIDを非表示/違反報告)
神崎舞(プロフ) - 染のページ名前変換出来てませんよ。 (2019年9月12日 23時) (レス) id: 09069055ff (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 飴季さん、コメントありがとうございます！！複雑な設定なのもあり、描写は特に気をつけていますので、褒めていただいて本当に嬉しいです！！拙い部分もありますが、これからも頑張っていきますので応援よろしくお願いします！！ (2019年9月12日 22時) (レス) id: 8446f3cd09 (このIDを非表示/違反報告)
飴李(プロフ) - 描写がわかりやすく、とても面白いです！過去や、6つの力、炭治郎との関わり方等、更新楽しみにお待ちしてます。応援してます！ (2019年9月12日 22時) (レス) id: 3704481379 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - kitunetuki_040さん、教えていただいてありがとうございます！早急に直します！ (2019年9月11日 0時) (レス) id: 8446f3cd09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハナ | 作成日時：2019年8月24日 22時
