弟と2人で花丸な本丸で暮らしています！

46話 ページ46

『(へ？だ、ダメって何が！？)』



加州の言葉を理解できないAはあたふたしてた。




加「主は、自分を守らなくていい。」


俯いてそう言う加州。未だに理解できなくて慌てるA。



が、次の瞬間、思いっきり手を引かれたAはそのまま加州の腕の中ににすっぽり収まった。



『なっ///え、き、清光？////』


離れようとしても加州に腰をガッチリホールドされて離れられない。

いつもはオシャレで女子力の高い加州は、こういう時に限ってその男らしさを感じる。




加「もう、これ以上強くならなくていいよ。」

『！！な、何で…？////』



ｼｰﾝ





Aの質問に中々答えてくれない加州。自分の肩に顔を埋められているせいで、加州の顔も見れない。


恥ずかしさでいっぱいになり、どうしようかとパニックになるA。



すると、加州はゆっくりとAから離れた。やっと顔を見れると思い、ふと顔を上げるとそこには少し顔が赤い加州が俯いていた。


その可愛さに思わずきゅんとしたAは赤くなる顔を諦め、必死にニヤけるのを抑えてた。






加「ぉ…も……///」

『？？？』



何やら小声で呟く加州だが、Aは上手く聞き取れなかった。


それを察した加州はさらに顔を赤くし、覚悟を決めたのか、バッと顔を上げ、Aを真っ直ぐ見つめた。








加「俺がっ、俺が主を守るから！/////」






『………へ？///////』



2人ともこれ以上にないくらい、顔が真っ赤だった。

47話→←45話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す