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hysteric:01 ページ4

-You side-





薄汚れたテーブルの上には、

いつもと変わらない朝食が並べられている。


というか…、






「顔面痛い…」






さっきEveくんに落とされた時、

綺麗に顔面から落ちてしまった…。


やべぇ…、痛てぇ…



そんなことを呟きながら椅子に座れば、

隣に座るEveくんは、自業自得、と呆れたように言う



とかなんとか言って、

なんだかんだ、いつものように私の隣に座るEveくんはわたしが好きなんだね←



そう思ったあと、思わず、
ぐふふ、とはしたない笑いをしてしまい、

隣に座っていたEveくんはドン引きしてSouくんの隣へ移ってしまった








「あれ、Eveくんどうしたの?」


「…いや、なんか狂気を感じた」







質問してきたSouくんは、
不思議そうな顔をして私を見、まだ夜じゃないよー?、

、とEveくんに向かって呑気に言う。


というか、Eveくん酷いな…。


私がそう思ったあと、Souくんが口を開く







「今日は食料探しだよね、」


「えっ、本当!?」







Souくんの発言に、私は食いつくように目を輝かせる

Eveくんは、そういえば…、思い出したように呟いた







「わぁ…、久々だね!前は随分ストックがあったから、
なかなか食料探しできなかったけど!やっといけるんだ!!」







そう嬉しそうに言えば、
Souくんはニコッと私に向かって微笑する。

その笑みに、隣にいたEveくんはビクッと肩を上げた








「はーい、ここで注意事項〜。わかってるよね、A」


「え、そんなのあったっけ?」








ガチでわかんない、というような顔して聞けば、

Souくんの微笑は、黒笑に変わり、
どんどんドス黒いオーラを放つ。







「自分勝手な行動禁止、っていつも言ってるよね…?」


「え、あ、そ、そういえばそんなこと言ってたような言ってなかったような…」







曖昧に答えれば、
Souくんの閉じられていた目は、ゆっくりと開く



あ、これヤバいやつだ…



そう感じたあと、椅子の背もたれに手をつく


おいこら、Eveくん。なに目 瞑って耳塞いでんだ







「そ、Souくん…、オチツキマショ」


「落ち着かせるのは…、」






.






.






.








「Aの脳天気な頭でしょ!?」





酷くない?




.

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ルア(プロフ) - あっ誤字ってました、世界じゃなくて世界観でした (2020年2月17日 21時) (レス) id: 08270f95d9 (このIDを非表示/違反報告)
ルア(プロフ) - 世界物凄く好みです!こういう系のお話少ないので..更新作者さんのペースで頑張って下さい!楽しみに待ってます!そして、今後の展開が楽しみです! (2020年2月17日 21時) (レス) id: 08270f95d9 (このIDを非表示/違反報告)
アヤノ(プロフ) - 更新とても嬉しいです!!こういう系統のお話が大好きなので見つけた時にきたっっ!!と確信しました← これからも無理せず更新頑張ってください (2020年2月16日 23時) (レス) id: 524cfd12c6 (このIDを非表示/違反報告)
omizu@中性(プロフ) - コメント失礼します。グヘヘ、世界観好みです、ウフフ←頑張ってください! (2020年2月16日 22時) (レス) id: 0065c6f29f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茜李 | 作成日時:2020年2月15日 14時

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