hysteric:00 ページ3
-Eve side-
ﾁﾁﾁｯ...、と小鳥のさえずりが聞こえた…。
薄く目を開ければ、窓から差し込む陽射しが僕の目を閉じらせる。
そして、
「…、重い…」
お腹にある重みに、声を漏らす。
自分のお腹の方へ顔を向ければ、
そこには、規則正しい寝息で眠いっている幼馴染の姿で…
幼馴染の…姿で…
「ん"んんんんん？？？！」
目覚めていなかった脳が、一気に目覚めた気がした。
上半身をガバッと起き上がらせれば、
やっぱり僕の上には幼馴染のAちゃんがいて…。
「んぅ…、うるさいぞ…、いぶくん…」
「い、いやいやいや！？なんでAちゃんが僕の部屋にいるの！？」
そうあたふたしながら聞く僕とは裏腹に、
Aちゃんは眠そうな声を出しながら、僕の腰に腕を巻き付ける
その彼女の行動に、自分の顔が、体温が、どんどん熱を帯びていくことがわかる
「っお、おおお起きろぉ…！！！！」
.
.
「ねぇねぇ、Eveくーん」
部屋の外からSouくんの声が聞こえ、
キィ…、と部屋のドアが開く。
「A 知らない…、って、何してんの。A」
呆れたように聞くSouくんの前には、
僕のベットから転げ落ちたAちゃんの姿があった。
顔面から綺麗に落ちたAちゃんは、
自分の顔を、いてて…、と呟きながら擦っている。
そんな中、僕は自分の熱い顔を覚ますように、
窓を前回に開け、大きなため息をついた。
「…んー、何があったかは大体 予想つくけど…。とりあずご飯にしよっか」
Souくんがそう言い、ニコッと微笑した後、
僕とAちゃんは同時に、はーい、と言った。
不意に窓の外の景色を見れば、
いつもと変わらない、
破壊された街並みがあった。
.
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ルア(プロフ) - あっ誤字ってました、世界じゃなくて世界観でした (2020年2月17日 21時) (
レス) id: 08270f95d9 (このIDを非表示/違反報告)
ルア(プロフ) - 世界物凄く好みです！こういう系のお話少ないので..更新作者さんのペースで頑張って下さい！楽しみに待ってます！そして、今後の展開が楽しみです！ (2020年2月17日 21時) (レス) id: 08270f95d9 (このIDを非表示/違反報告)
アヤノ(プロフ) - 更新とても嬉しいです！！こういう系統のお話が大好きなので見つけた時にきたっっ！！と確信しました← これからも無理せず更新頑張ってください (2020年2月16日 23時) (レス) id: 524cfd12c6 (このIDを非表示/違反報告)
omizu@中性(プロフ) - コメント失礼します。グヘヘ、世界観好みです、ウフフ←頑張ってください！ (2020年2月16日 22時) (レス) id: 0065c6f29f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茜李 | 作成日時：2020年2月15日 14時
