佰 ページ9
時透side
僕たちは遊郭の廊下を全速力で走った
なんでこの廊下はこんなに長いの?
Aと歩いた時はとっても短かったのに
ここの廊下、長さが変わるとかはないよね←
「…おそらくここの突き当たりを左に曲がった部屋だ」
僕たちが走った後、騒がしいからか何人か廊下を覗いていたけど
この暗さなら見えないだろう
そして僕たちは音がした部屋についた
……嫌な予感がする
ここは開けてはいけない、そう本能が言っている
でもここにAがいるのなら……、開けるしかない
僕は手をかけ勢いよく襖を開けた
『……ッ、な、ん…で……』
「……っ!!!」
この部屋……
周りを見ると複数箇所に着物の切れ端が落ちて、血溜りができている
……おそらくAの血だろう
再生してるっぽいけど……
「やっと来たか、鬼狩り」
なんでここに鬼舞辻無惨が
…そんなことはどうでもいい
Aを傷つけるものは誰であろうと許さない
「Aに何をしたの?
……答えなくても斬るけど」
ーーー
Aside
ー時は遡るー
勢いで出てきちゃった
やっぱり無一郎にも好きな人いるんだなぁ……
ズキッ
考えたくないのに、考えてしまう
なんで私、こんなに傷ついてるんだろう……
あの時の無一郎はつい、自分のものだって錯覚してしまいそうで…
本当は誰のでもないのにね
いや、彼女さんのものか
そう言って守ってくれた無一郎は14歳とは思えなくて……
なんで彼女さんいるのに
なんであんなことしたの…?
勘違いしちゃうじゃん
私は着物の上から、無一郎の唇が触れたところに手をそっと置いた
今でも身体に走った甘い痺れを覚えてる
そうか、私…
無一郎のことが……
好きなんだ
ーーー
佰話突破しました🎉早いですね💦
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凛鵺 - 初コメ失礼します! これまでの作品、全て見ました! …神ですか? これからも応援してます! 現在は初めから書き直しているそうですが更新されたらまた見に行きます! 応援してます! 頑張ってくださいね! (4月24日 21時) (レス) @page22 id: b15fc39926 (このIDを非表示/違反報告)
りさぷー - わお、気になっていつの間にか時間忘れて一気見してたわ、すごいヾ(≧▽≦*)o(語彙力皆無)これからも陰ながら応援していきます!でもどうか無理はなさらず<(_ _)> (4月21日 18時) (レス) @page32 id: f96d0b684d (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - わぁぁ!!お話が面白すぎて全部一気読みしちゃいました!!文才凄すぎて尊敬…!これからも更新頑張って下さい!! (4月11日 16時) (レス) id: e840a98253 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:HAL | 作成日時:2024年2月27日 18時