佰弐 ページ11
これじゃあキリがない
『血鬼術・羅喉っ！！』
どんな血鬼術も無惨にはあまり効果がない
刀は無一郎のいる部屋に置いてきてしまった
あの刀は何故か手に馴染む。でも部屋に戻るわけにはいかない
少しだけ音は大きいけど……
『血鬼術・星卸っ』
ドガンッ
バタンッ
あ、扉が外れた
後で女将さんたちに謝ろう
「馬鹿だな、何故余計なことを考える」
あ……
ザクッ
私の上半身と下半身が別れた
……っ、斜めに切られたから断面が大きい……
再生に少し時間がかかってしまう……
「お前は、初めから気に食わなかったが……」
初めから……？
逆らったのは今だけなはず…
童磨よりもしっかり無惨様に従ってたはずなのになんで……
あ、やっと胴体も繋がった…
バタンッ
急に襖が開いた
急いでその方向を見ると、私が恋焦がれている人の姿があった
あ、宇髄さんも……
『……ｯ、な、ん…で……』
なんで、来たの？
ここは危ない
無一郎たちを危険な目に合わせたくない
「……っ！！！」
そりゃあこの部屋を見れば何があったかは分かるはずだけど…
「やっと来たか、鬼狩り」
無惨様…、無惨だけは何とかしないとっ
無一郎と宇髄さんには絶対、怪我はさせない
「Aに何をしたの？」
……無一郎？
急に声のトーンが変わった
「……答えなくても斬るけど」
私、鬼だけど無一郎に斬られるならいいかも……
……はっ！！
こんな状況なのに無一郎のことで頭がいっぱいになってた
これが恋は盲目ってやつか……
「お前たちは私に傷をつけることすら出来ないだろうな」
……っ、戦闘態勢に入ってしまう
どうしよう、どうしよう、どうしよう……
いや、考えても仕方がない…
この直接対決では無一郎は勿論、宇髄さんもきっと死.んでしまうだろう
力の差が歴然だ
だけど、それだけは阻止してみせる
私はどれだけ傷ついても問題ない
「派手にやってやろうじゃねぇの！！」
「Aを傷つけたこと、絶対に許さないから」
……っ、なんでそんなこと言うかなぁ。
勘違いしちゃうんだってっ！！
ガキンッ
フウゥゥゥ
呼吸音と金属音が混じり合う
しかしどちらも傷をつけることは出来ていなかった
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凛鵺 - 初コメ失礼します！ これまでの作品、全て見ました！ …神ですか？ これからも応援してます！ 現在は初めから書き直しているそうですが更新されたらまた見に行きます！ 応援してます！ 頑張ってくださいね！ (4月24日 21時) (
レス) @page22 id: b15fc39926 (このIDを非表示/違反報告)
りさぷー - わお、気になっていつの間にか時間忘れて一気見してたわ、すごいヾ(≧▽≦*)o（語彙力皆無)これからも陰ながら応援していきます！でもどうか無理はなさらず<(_ _)> (4月21日 18時) (レス) @page32 id: f96d0b684d (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - わぁぁ！！お話が面白すぎて全部一気読みしちゃいました！！文才凄すぎて尊敬…！これからも更新頑張って下さい！！ (4月11日 16時) (レス) id: e840a98253 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2024年2月27日 18時
