参拾捌 ページ42
『愛してたからこそ、傷ついて欲しくなかったんだよ
愛していたから、無一郎に鬼殺隊に入って欲しくなかったんだよ
私だって、できるなら今からでも無一郎には普通の人生を歩んで欲しい
空を眺めて、紙飛行機を作って、恋をして、結婚して素敵な家庭を築いて欲しかった』
無一郎は目を見開いた
「なにか……待って。なにか僕ｯ」
このままなら、出来るかもしれない
……治せるかもしれない
『情けは人の為ならず、意味は前に教えたけど覚えてる？』
「人のためにすることは、巡り巡って、自分に返ってくる…ことっ…？」
……覚えてる、やっぱり
私は元々無一郎のお父さんとも面識があった
……せめて、と思い一度だけ無一郎に関わりが深そうな言葉を教えた
あの時は頭が痛くなったらしく話を中断せざるを得なかったんだけど
覚えててくれたなら
これが無一郎と会える最後の機会なら
私のせいでなってしまった障害を取り除いてやりたい
これからの無一郎の未来のために
『無一郎、無一郎は私のために何度も行動してくれたよね
私はとっても救われたの、無一郎は無能じゃない。無意味じゃない。全部有一郎くんが無一郎を思っての言葉なの
次の言葉は私からの�犧埜紊里�願い��
無一郎……
幸せになって
無一郎は鬼殺隊だし、柱だけど
無一郎は幸せになるために
生まれてきたんだからっ！！』
「……ｯ！！！！」
・・・
時透side
僕は最後だと思いたくないけれど
このまま何も聞かないで別れるよりはと思って、Aの目を見た
Aの目も少し赤くなっていた
『三度目の甘味処でかな、二人で話したの覚えてる？
そこで無一郎は私に言ったでしょう？
僕の、無一郎の【無】は無意味の無能の【無】ってさ』
覚えてたんだ
あの時は自分も柱になったばかりで何をすればいいのか分からなかったからAに相談しようと思って甘味処に誘ったんだった
『覚えてないかもしれないけど有一郎くんは亡くなる前に言ってたんだよ
無一郎の無は無限の【無】
ってね』
……僕、その言葉、どこかで
有一郎…って誰だっけ
でも大切な人だった気がする
『無一郎、お兄さんもちゃんと無一郎のことを愛してたんだよ』
……ｯ！！
待って、急になにかっ……ｯ
有一郎……
僕の
兄さん……
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HAL(プロフ) - つぶつ部さん» 読んでくれたんですか！？嬉しいです😭✨そう言って貰えると嬉しいです！更新頑張りますｯ！つぶつ部さんの作品も追いかけますねっ！ (2月4日 9時) (
レス) id: 27d3207755 (このIDを非表示/違反報告)
つぶつ部 - わわ、宣伝ありがとうございます…‼︎HALさんの作品好きなので続編も追いかけ続けていこうと思います‼︎更新頑張ってください‼︎‼︎ (2月4日 9時) (レス) @page50 id: d8f8b43967 (このIDを非表示/違反報告)
HAL(プロフ) - melodyさん» こちらこそはじめまして！！！楽しんでいただけているようで良かったです！！更新頑張りまっす！！嬉しかったのであと2・3話出すことにします！！今しばらくお待ちください！！！ (1月28日 21時) (レス) id: 27d3207755 (このIDを非表示/違反報告)
melody(プロフ) - はじめまして。面白いです！お忙しいと思いますが更新楽しみにしてますのでよろしくお願います！ (1月28日 21時) (レス) @page20 id: 648912d438 (このIDを非表示/違反報告)
HAL(プロフ) - ゆきさん» 読んでくれてありがとうございます( > <。)コメントめちゃ嬉しいです！！これからも更新頑張ります！！ (1月28日 18時) (レス) id: 27d3207755 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2024年1月24日 21時
