壊れた星の輝きを【鬼滅の刃】【時透無一郎】

肆 ページ5

宇隨side



急に夢子に呼び出され、俺は嫌々ながらもついていった


初めは他愛もない話をしていたが急にAの話になった



「Aちゃんってぇ、お面を外さないけどぉ、本当は見せれないような顔をしてるから隠してるとかなのかなぁ〜♡」




……本当にこいつは何を言いに来たんだ？



でもお面については俺も気になってAに前に聞いたが上手くはぐらかされちまったからなぁ

面を外そうとすると派手に逃げるし




だが、


「正直な話、夢子よりも綺麗だとは思うけどな。顔は見えなくとも、お前みたいな猫なで声よりもAの声の方が派手に耳に残る。心地良いって意味でな」




夢子はサッと帰っていった

……はぁ、めんどくせぇ




A、よくあいつに耐えたな。俺ならブチギレてるぞ


……いや、今もか







・・・
甘露寺side



どうしましょう！ 何故か夢子さんと甘味処に来てしまったわ！！


何故か夢子さんにはキュンっとしないのよね


「正直に言ってAちゃんってぇ冷たくないですか？♡」



「えぇと…、なんのことかしら？」





Aちゃんが冷たい？
確かにあまり感情が表に出るタイプでは無いけれど


それ以上に言葉で伝えてくれるのよね！！ この前も大好きって言ってくれたし！！





「例えばぁ話していてもうん、とかそうですねとかしか言わなくて冷たいし、何より笑わないじゃないですかぁ♡？」




「…顔に出るか出ないかは個人差があると思うわ」




うんとか、そうですねって、礼儀じゃないかしら？

Aちゃんってそういうところもしっかりしているのよねっ！！ キュンキュンしちゃうっ！！



でも、夢子さんのちょっとチクっとする言い方は好きじゃないわ



「でも、笑うことに関しては夢子さんと大違いよ？ 確かに笑うことは少ないかもしれないけれど、夢子さんのように人を笑うことは無いわ」



Aちゃんはどんだけ私がミスをしても、誰かが失敗しても笑わずに真剣に教えたりカバーしてくれた



夢子さんは何も言わずに立ち去ってしまったけれど

悪い事をしたとは少しも思っていない





ただ、今度はAちゃんと一緒に甘味処に行きたいわね！！







・・・

Aside


私は重い足を動かして任務に向かっていた




みんな、私のこと嫌いだったのかなぁ







そう思いながらも森を抜けていた






……！！








急に鬼の気配が強くなった














「やぁやぁ、はじめまして」

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