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夜の公園 ページ31

私は厚手のジャンバーを来て、静かにドアを開けた




おそらく一階にはみんながまだいることだろう



階段、足音に気をつけなくちゃ。宇髄さんとかすぐに気付きそう


1歩踏み出した瞬間、オッドアイをもつ少し小柄な男性があがってきた。



私の推しの一人である伊黒さんだった




『なんで、ここに……』


まだ下にいるはずじゃ



「……こんな時間にどこに行くつもりだ」


いや、質問を質問で返されたんだが



『……公園にでも、行こうかと思ってて。少し、頭冷やしたかったから』


伊黒さん、甘露寺さんを泣かしちゃったこと怒らないのかな



「ふん、ついて行ってやらんこともない」



え、尊い。
怒らない、優しい………




嬉しい





私は心の中でありがとう、と呟いて歩き出した

伊黒さんも後ろからついてきてる




私たちはお互いに何も話さなかったが、その時間も心地良いと感じた





・・・



公園につき私はブランコに伊黒さんはその前にあるベンチに腰掛けた


どちらもなかなか話を切り出せなかった



「おまえは俺の子供の頃を、幼いときを……




知っているのか」







『うん、知ってるよ』



嘘をつくことも、知らないと答えることもしなかった



「……それを知ってもなお、俺と話しているのか」


『そうだね?』




何が言いたいんだ




「…穢れていると、思わないのかね」




……は?





「俺は人を殺.して金品を強奪することで私腹を肥やしていた一族だ。そんな俺は一度死.ぬべきなんだ」



………いや、わかるよ?? 原作でもそう言ってたもの


でも………ッ





「俺はどんなに鬼を斬って感謝されても、恨みがましい目をした五十の手が俺の体を掴んでいる。いつまでも、この汚い血は浄化されなければいけない」




私は、ブランコから降り、伊黒さんの頬を両手で包んだ



私はスウッっと息を吸い、



『伊黒さんの死を望んでいる人はいないよ
確かに伊黒さんの家系が普通とは違う。たとえ、人を殺めてたとしても。



伊黒さんはさ、私に言ったじゃない』




私がみんなに本当のことを伝えるのが怖くて逃げた時




『誰だって逃げることはあるって。

煉獄さんだって物事から目をそらすことが悪いことで逃げることは悪いことじゃないって』




私はその言葉に救われた




『伊黒さんは、生きたかったから逃げたんでしょ?
でも、自分だけ生き残ったことに真摯に向き合ってる




なら、何も悪くないよ』

貴方は逃げてない→←・



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シルビア★姉貴 - HALさん» …💦💦😓😓😖😖またか…私はあくまでも…【合作の方に】来て欲しいだけで…催促ではないですね…ももさん達はどうして、そんなお門違いの勘違いが出来るんだろう…😔😔😒😒 (5月1日 18時) (レス) id: 71ed2dd613 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - HALさん» …💦💦(ももさん達は)しつこいですね…😓😓😖😖 (5月1日 0時) (レス) id: 71ed2dd613 (このIDを非表示/違反報告)
もも - 凛鵺さん» うん…… (4月30日 22時) (レス) id: 090ee67cb9 (このIDを非表示/違反報告)
凛鵺 - シルビア★姉貴さん» シルビア★姉貴様へ、これまでも何度かお見受けしましたが更新の催促は主様もしないでほしいとおっしゃっていましたし、そのような発言はそろそろやめたほうがいいと思います。主様にも何か思うところがあるのかもしれませんので…… (4月30日 21時) (レス) id: b15fc39926 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - HALさん» ハルっち…合作の方に来て…。 (4月30日 17時) (レス) id: 71ed2dd613 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HAL | 作成日時:2024年1月8日 20時

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