両片思い【東京卍リベンジャーズ】 (ページ34)

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祭りページ34

場地side

待ち合わせ場所に到着した。
俺としたことが緊張しすぎてかなり早く着きすぎた。

『あれ、場地くん早いね？
待たせちゃってごめん、やっぱり和服は慣れないね〜』

現れたのはいつもの可愛い雰囲気のAじゃなくて
大人っぽくて色気のあるAだった。

場地「ちょ、まっ、、。は？」

混乱した。

『ん？』

場地「わ、悪い。
あー。普段と違くて、ビックリしたっていうか、その、、すげー似合ってる。」

褒めるのって、こんなムズかったか？

『なっ！！！』

今の俺、顔真っ赤なんだろーな、恥ず。

『い、行こっか…』

場地「おう…。」

それからというもの、目を合わせられねぇ。

綺麗すぎて。

焼きそば食べたり射的をしたり色々屋台を楽しんではいるが話しかけられても目を合わせられねぇ。

でも、綺麗なAは見てぇ。

そんなことを延々と考えていると急に視界にAの顔。
頬を両手で掴まれて無理やり向かされた事に気付いた

『ねぇ！』

場地「おわっ、なんだよ。」

『目合わせてよ、』

場地「いや、、その、。」

ここで言っちまうか？
いや、でも千冬は花火見てる時が良いって言ってたよな。

『なんで目逸らすの？そんなに変？？』

場地「違ぇよ！だから、その、お前がっ………！！！」

言いかけた時、三ツ谷から電話がきた。
しょーじき感謝した

場地「あ？今取り込み中なんだけど！！！

…は？ぺーやんが裏切り？ドラケンがボコボコって何言ってんだ、よ、、」

アイツだ。

『お兄ちゃんが、？
ねえ、場地くんもしかして！！！』

Aも勘づいてるが巻き込みたくねぇ。

場地「分かった、待ってろ。

Aもそう思うか。
俺から誘っといてほんとにすまねぇがちょっと待ってられるか？」

まあ、無理だろうけど一応聞いてみる。

『お兄ちゃんピンチなんでしょ？それに、お兄ちゃんの近くにはエマとヒナちゃんもいるはずなの。
私も行く。』

1度決めたら昔から制止されても突っ走るよな。

こいつには傷付いて欲しくない。
前線にはなるべく出ないで欲しい。

でもそれはAの望みじゃない

大切なやつを守るためならタマ張るのも知ってる
他の人の為なら命だって惜しくないやつだもんな。

昔からずっと見てたから全部知ってる。

だから、最低限の言葉をかけた。

場地「無理、すんなよ。」

『頑張る。』