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それからなんかまた色々話してたけどその内容は私が聞いてるの辛いと思ったから、こっそり帰ることにした






天気もいいし、お散歩しよ!









『ここ、どこ?』






可愛い猫ちゃんを見つけたので、追い掛けていたら隣の地区の中学まで来てしまった


「あれ、こんなトコで何してんの?」


声を掛けられ、振り向くとそこにはこの前知り合ったばかりの松野くん


『松野くん!
何も考えないでお散歩してたらこんなトコ来ちゃいました』

そして、不良全開の見た目をしている松野くんの隣にはザ・優等生って感じの人


「フムフム」


国語辞典を読んでる


『えっ、と、松野くんその人は、?』


「あー、この人ね。場地さん!」


『えっ?!』


「あ?
おー、Aジャン」


声は場地さんだ。

私が知っているはずの場地さんと目の前にいる場地さん(?)は全くの別人でとても混乱している







「オマエ、猫好き?」


と、場地さん(?)から話しかけられた


『はい、実は今日猫ちゃんも追い掛けてたんですよ…』


「よし、オマエも着いてこい。」



『はい??』




「場地さんが言うんだから、Aも着いてこいよ!」







全く状況が掴めませんが。


2人はどんどん歩いていってしまったので仕方なく着いていくと、連れてこられたのは団地



「ここ、俺ん家」


「俺もここの2階に住んでんの」



『へぇ、場地さんと松野くんは同じところに住んでるんだ…
なんていうか、仲良しだね』



「まあ上がれよ、今日は来てると思うぜ」






言われるままお家に上がらせてもらって部屋へ入る





ニャア



『!!!!!
さっき追い掛けてた猫ちゃん!!!!』


「お前、ペケJのこと追っかけてたのかよ」


「ペケJ〜〜!今日もいい子にしてたかー?」






猫ちゃんが来たことで一気に場が和む


幸せです。




松野「こいつ、家で飼ってるペケJ
元々は野良だったんだけどさ、よく遊びにくるから俺が引き取ったの」


『へぇ、可愛いなぁペケJ』

私が呼ぶとスリスリとほっぺを擦り付けてくれる


場地「ペケJあんま人に懐かねえのに、お前には懐くんだなァ」


『そうだったんですか、嬉しいな』









今日はひたすら3人でペケJを愛でた

途中で場地さんの宿題にも3人がかりで取り組んだおかげで帰る頃には外はすっかり真っ暗になっていた









家まで送ると言われたので、アイスを食べながら3人で歩いた


またお友達が増えました

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作者名:HAL | 作成日時:2021年10月10日 3時

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