【鬼灯の冷徹】閻魔の補佐になるとこうなるから気をつけましょう｡『男主』 (ページ26)

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32話ページ26

鬼灯side

あれから、

想像どおり捕まりまして､

Aの居るであろう所まで来ました。

この間に何があったか？

……まぁ…色々と暴れました｡←

鬼灯｢……貴方…Aに
何してるんですか？｣

この時の私は､

何を言ったのか、何をしたのか

…全く思い出せないのですが､

酷くボロボロのAの服を

脱がそうとしている野郎に

地を這うような怒りが湧いたのは、

言うまでもありませんよね｡

満月｢ひっ…！…悪かった…！！｣

鬼灯｢……眠っていてください｡
……地獄にお連れします…。｣

急所に1発入れて、眠らせる。

鬼灯｢…A…っ｣

ーｷﾞｭｯ

倒れているAを抱き抱えた。

『……｡』

A…｡

……こんなに傷だらけになって…｡

『……っ……ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ……｡』

鬼灯｢A……っ迎えに来ました。
……よく…頑張りましたね…｡｣

『…泣かない…で…会いた…かった…｡』

Aに言われて気付いた。

泣いていたんだな｡

鬼灯｢……っ忘れましたか？…貴方に会った時
私が守ると言ったんです……｣

Aは嬉しそうに涙を掬う。

その手は今にも消えそうな力で、

私の頬をさらりと撫でた。

『……………1回だけでいい……。
…………接吻…しよ…う……。』

鬼灯｢っ何回でもしてあげます…。
死なないでください…！｣

ーﾁｭｯ…

ﾁｭｯ…ﾁｭｯ……。

何度も何度も､口付けした｡

『んぅ………鬼灯……愛してる……。』

鬼灯｢………っ私もです…………A…？｣

ーー全体重が､私に預けられる｡

鬼灯｢………｡｣

……………｡

………あの後は、

白澤さんや桃太郎さんが

後始末をしてくれて､

彼奴らは地獄に落ちた｡

その後の月の都は、

ある母と子がおさめているそうだ。

何でも､慈悲深き神様だとか…。

………………Aは、