過去編 水色の兄妹。 ページ16
それから一週間。
残穢は綺麗さっぱりに消えており、探そうにも探せなかった。
そしてやっと妹と特級呪具を連れだした使用人を見つけたと思えば、
その使用人は首を掻き切って自 殺していた。
そこに、妹と特級呪具はいなかった
これで連れだした理由も、妹と特級呪具の居場所の手掛かりも、全て潰れてしまった。
同じ御三家である禪院家と加茂家に赤ん坊の娘と特級呪具に心当たりはあるかと尋ねたが、結果は全て「ない」。
そこから、16年の月日が流れた。
兄はこの16年間、妹のことを一日たりとも忘れたことはなかった。
そして、その兄妹は東京駅で再会する。
薊野「薊野Aです。えーと……」
五条「僕は君の担任になる、五条悟でーす。よろ〜」
妹――Aにとっては、少し見た目の迫力がすごい大人。
兄――悟にとっては、16年間探し続けていた妹。
2人がまた兄妹として名前を呼び合う日がいつ来るのかは、その兄妹にもわからない。
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ひふみ。 - あんっちさん» ありがとうございます!! これからも推しの力で頑張ります!! (2021年1月23日 13時) (レス) id: e27b1a5dfd (このIDを非表示/違反報告)
あんっち - ひふみ。(作者)様!素敵な作品をありがとうございますっ!これからも更新頑張ってください。応援してます! (2021年1月23日 13時) (レス) id: fc837b6462 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひふみ。 | 作成日時:2021年1月3日 20時