つまらないから ページ40
「ゴーグルくん大丈夫だった！？変なことされない！？」
ヘッドホンがゴーグルの両肩を掴み揺さぶる。
こんな状況下でも彼はキョトンとしていた。
「俺たちとエイトくんは遊ぶ約束してただけだよー？」
「エイトくん？」
眉間に皺を寄せまくりながら私が聞き返すと、
ゴーグルは｢さっき話してたお友達ー！｣とピースサイン。
あのタコボーイはエイトというのか。
「遊ぶ、約束…？確かにバトルとか言ってたけど…」
メガネが拍子抜けしたのかへなへなと座り込んだ。
多分運動が苦手そうな子だし、相当しんどかったのだろう。
「本当にバトルの勧誘だったのか？」
エフテンが聞くと、
「条件があるって、言ってました」
ゴーグルの影からひょっこりワカバが話しだす。
「『ただの勝ち負けのバトルじゃつまらないから』って…そう言ってました。提示する前に先輩たちが来たので、その条件っていうのは分かりません」
「その『条件』に何かありそうだね」
ユウが目を細める。
「ミツアミさんが言ってたことは本当だったのかな」
ミツアミ。
彼女はエイトの知り合いであり、
あまり良い評判は無いと言っていた。
説明すらせず、ただ走れと叫んでいた彼女の顔は、
今思えばかなり切羽詰まったように見える。
ユウの言う通り「条件」に秘密が隠されているとしたら…
「バトルを通して何をしてやろうかって言うのは分からないけど、今回は、思惑通りにはさせなかったって解釈でいいんじゃない？」
「賛成だ」
横に立つエフテンが険しい表情のまま腕を組む。
「ただ約束は交わしてしまったようだし、ユウの言う通り条件とやらに何かあるとしたら、今後警戒の対象にはなるかもしれない」
「あの制服はどこのだろう？」
首を傾げるユウの言葉を聞いて、
私も同じことを気になっていたのを思い出した。
ポケットからイカホを取り出し、画面上に指を走らせる。
「この辺で…学ラン…セーラー服……あった」
【私立 中高一貫 バンカラ学園】
どうやら隣の隣の町の学校らしい。
今日は近くでバンカラ学園の関わるお祭りがあるらしく、
生徒の多くが手伝いに来ていたようだ。
とはいっても現場は此処から少し遠いので、
大方帰り道かサボりかの2択だろう。
そういえば
学ランのボタン全外しにTシャツは度胸がありすぎる。
やれやれ、これから一波乱ありそうだ。
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( ´・ω・｀)しょぼん(プロフ) - 餅太郎0409さん» ただいまです〜！待っていらしてたとはっ！！！自分観劇で涙が止まりませぬ！！！頑張りまくります！！！ (7月13日 23時) (
レス) id: 297b174554 (このIDを非表示/違反報告)
餅太郎0409(プロフ) - ギャぁ〜!!!お帰りなさい〜!!!待ってました！これからが楽しみです！頑張ってください！！！ (7月13日 23時) (レス) @page29 id: 2ec7772a57 (このIDを非表示/違反報告)
( ´・ω・｀)しょぼん(プロフ) - かりんとうさん» ひょええぇ待ってた系の人がいるなんて嬉しすぎてハゲました…ありがとうございます(；；)！ (2022年11月10日 14時) (レス) id: 297b174554 (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう(プロフ) - 更新ずっと待ってました!!おかえりなさい!! (2022年11月9日 23時) (レス) @page29 id: daf8cc9be4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(´・ω・`)しょぼん | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/syobon/
作成日時：2020年10月4日 14時
