怒りのオーラ ページ35
開放5分前。
時計を確認しつつ足早に入口の扉に手をかけると、
既に教室内で机や椅子を動かしている人がいた。
なんと、私たちが知っている顔だ。
「エンペラーくん！？｣
「エンペラー！？｣
隣のエフテンも私と同じように目を丸くした。
声を聞いて振り向くエンペラー。
うーわ、めっちゃ不機嫌そう…
「遅いぞ。ろくな準備もせずどこを彷徨いていたんだ｣
「いやいや、仕上げはちゃんとやるつもりだったんだよ！｣
ぎろりと睨まれた私は人差し指同士をこすりながら、
「でも、友達との話に花が咲いちゃってさ…えへへ…｣
にへっと笑いかけてみるが相手は超真顔。
シンプルに怖すぎる。
もうホント怒りのオーラがすごい。
てか何でエンペラーくんがここにいるのよ！？
ここの担当ユウくんエフテンちゃんと私じゃないの！？
「エンペラーくんって、生徒会長のヒトだよね？｣
と、後ろからひょっこりユウ。
「この前越してきたユウです。今日は下級生の子と一緒に、この学園について教えて貰いに来たんだ｣
「あぁ、お前が噂の転校生か｣
エンペラーの表情が和らぐ。
｢期待している。卒業まで精々励むといい｣
相変わらず偉そうな返答にもユウはにっこり微笑み、
2人は固く握手を交わした。
さて、そろそろ聞いて良さそうかな…？
私はエフテンと共に机を運びながら、彼に呼びかけた。
「ところで、エンペラーくんもボランティア参加してたんだね。もしかして、ここの担当なの？｣
「準備が出来ているかどうか見回りに来てみれば、ここだけいい加減な配置をしていた。それを正しに来ただけだ｣
「あ、ソレはごめん…ありがとうね！｣
そうお礼を言うとエンペラーはフッと笑って、
「当然だ。弟とその後輩が来ているのだから｣
と教室を見回した。
そのまま片手に持っていたバインダーに視線を落とす。
この反応を見る限り合格っぽい。
弟って、この前彼の家に行った時に会った男の子かな。
たしかプリンツとかいう名前だった気がする。
んで更に後輩が居るんだ…家で雇ってる庭師とか？
「開放30分後に説明会が始まる。各自仕事を確認しておけ｣
エンペラーはそう言うと早歩きで教室を出ていった。
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( ´・ω・｀)しょぼん(プロフ) - 餅太郎0409さん» ただいまです〜！待っていらしてたとはっ！！！自分観劇で涙が止まりませぬ！！！頑張りまくります！！！ (7月13日 23時) (
レス) id: 297b174554 (このIDを非表示/違反報告)
餅太郎0409(プロフ) - ギャぁ〜!!!お帰りなさい〜!!!待ってました！これからが楽しみです！頑張ってください！！！ (7月13日 23時) (レス) @page29 id: 2ec7772a57 (このIDを非表示/違反報告)
( ´・ω・｀)しょぼん(プロフ) - かりんとうさん» ひょええぇ待ってた系の人がいるなんて嬉しすぎてハゲました…ありがとうございます(；；)！ (2022年11月10日 14時) (レス) id: 297b174554 (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう(プロフ) - 更新ずっと待ってました!!おかえりなさい!! (2022年11月9日 23時) (レス) @page29 id: daf8cc9be4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(´・ω・`)しょぼん | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/syobon/
作成日時：2020年10月4日 14時
