依頼 ページ32
【新・転校生学校案内企画】
デカデカと見出しをつけたノートに、
黙ったまま文章を書き込んでいるエフテン。
私は｢イカホにメモ機能があるのに｣と頭上から覗き込んだ。
「隊長はアナログ派なんだ。見やすい方が良い｣
「はいはい。それ、隊長に頼まれたの？｣
「嗚呼｣
エフテンの返事とともに、
よろめきながら資料を持ったセーラーBがなだれ込んできた。
「先日チーム全員でお見舞いに行ったんですが、その時に託された大事な大事なマニュアルなんですよ｣
「その通り。隊長の遺志は我々が継ぐんだ！｣
「“意思”ね。死んでないからアーミーくんら｣
私がツッコミを入れる。
資料(小)を持っていたセーラーwがため息をついた。
｢ただ、今のところ書き出せているのはあくまでも学校の事だけです。どう紹介するかが決まっていなくて……｣
｢あー、なるほどね…｣
一瞬、プレゼン用のスライドショー作成案が浮かんだが、
転校生くん一人だけ呼んで長々と説明するとなると…。
｢どう足掻いても地獄絵図だね…｣
｢彼が楽しんでくれるプランを組めればいいのだが…｣
うーん…と私たちが同時に唸った時だった。
｢頼もぉぉぉぉおお！！！！｣
ガラガラピシャーン！
突如響き渡る叫び声と、引き戸を勢いよく開ける音。
十数秒耳キンが止まなかった。
顔をしかめながら扉の方へ視線を向ける。
｢あっ、君は…｣
ほぼ帽子に隠れて見えないダークグリーンのアタマ。
私達の反応を見て少し反省したのか声量が小さくなる。
「新聞部はここか！……合ッテマスヨネ？｣
「サイクルメットくん！｣
「どうしてここが？｣
「オレが連れてきた｣
サイクルメットの背中からひょっこり現れるセルブロウ。
馴染みのある顔を見て私は感嘆の声を上げた。
「ブロウくんまで！どうしたの？｣
「依頼。頼みたいことがある｣
ブロウはごそごそとカバンの中を探り、
1枚のチラシを見せてきた。
【学校説明会ボランティア募集】
「人手が足りないんだ。引き受けてくれるかな｣
私たちは顔を見合せた。
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( ´・ω・｀)しょぼん(プロフ) - 餅太郎0409さん» ただいまです〜！待っていらしてたとはっ！！！自分観劇で涙が止まりませぬ！！！頑張りまくります！！！ (7月13日 23時) (
レス) id: 297b174554 (このIDを非表示/違反報告)
餅太郎0409(プロフ) - ギャぁ〜!!!お帰りなさい〜!!!待ってました！これからが楽しみです！頑張ってください！！！ (7月13日 23時) (レス) @page29 id: 2ec7772a57 (このIDを非表示/違反報告)
( ´・ω・｀)しょぼん(プロフ) - かりんとうさん» ひょええぇ待ってた系の人がいるなんて嬉しすぎてハゲました…ありがとうございます(；；)！ (2022年11月10日 14時) (レス) id: 297b174554 (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう(プロフ) - 更新ずっと待ってました!!おかえりなさい!! (2022年11月9日 23時) (レス) @page29 id: daf8cc9be4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(´・ω・`)しょぼん | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/syobon/
作成日時：2020年10月4日 14時
