自己紹介と席 ページ7
私が所属することになったクラスは2年A組。
背後の黒板には大きく自分の名前が書かれてある。
クラスメイトたちは、その文字と自分を交互に見ながら、
顔を見合わせひそひそと話していた。
「Aです。慣れるのに時間はかかると思うけど、よろしくお願いします！」
深々と頭を下げると、教室が温かな拍手の音で包まれた。
頰が自然と緩んでいくのがわかる。
ノーティスは拍手が収まったと同時に、
教室の中をキョロキョロと見回した。
「えーっと空いている席は……あそこだな」
そう言ってノーティスは窓側の一番後ろの席を指差した。
くっついて並んでいる2つの机の片方が空いており、
隣には男子生徒が1人座っている。
その男子生徒の髪はピンク色で、
キャンディサンバイザーを被っていた。
「俺、アロハ。よろしくねAちゃん♪」
「よろしく、アロハくん」
「運がいいなぁ。オレの隣にこーんなカワイイ子が来てくれるなんて」
「えっ」
「アロハ！」
私の斜め前から怒声が飛んでくる。
アロハの前の席の女子生徒が、じろりと視線を彼に向けた。
「会って早々に馴れ馴れしいぞ！」
女子生徒はモンゴウベレーを被っており、肌は黒めだった。
その言葉によって刺すような視線を浴びたアロハは、
あからさま不満そうな声を上げる。
「えー、オレは素直な喜びを言葉にしただけなのになぁ♪」
「アロハ…」
ノーティスが呆れたように首を横に振りながらアロハを見た。
「新学期早々にナンパはやめろよー？Aも引いてるぞ」
「はいはーい善処します♪」
教室は笑い声に包まれたのであった。
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翡翠ユキ(なぜログアウトされた)(プロフ) - 突然来たメタ発言に笑ってしまった (2月27日 22時) (
レス) @page11 id: 785e1889ff (このIDを非表示/違反報告)
R - 煉獄、面白かったです。(´・ω・｀)様もお身体に気おつけて更新、制作頑張ってください。更新期待してます。 (2023年1月4日 20時) (レス) @page8 id: 0f383463f6 (このIDを非表示/違反報告)
( ´・ω・｀)(プロフ) - 月姫＠みのりさん» 煉獄の件は申し訳ないです！楽しみにしててくださいませ(*´ω`*) (2020年1月14日 16時) (レス) id: 4003c9bee8 (このIDを非表示/違反報告)
月姫＠みのり(プロフ) - わーいわーい新作だぁぁ！(今更)更新楽しみにしてます！ (2020年1月14日 9時) (レス) id: b127b8e62f (このIDを非表示/違反報告)
( ´・ω・｀)(プロフ) - アズキさん» 尊敬しますっ、姉貴ぃ！ (2020年1月12日 16時) (レス) id: 4003c9bee8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(´・ω・`)しょぼん | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/syobon/
作成日時：2020年1月6日 12時
