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愛すべきセニョリータ ページ10

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人目を気にしながらも足早に先をゆく彼女を追って やっと隣に並んだ。二人で線路に沿った道を歩く







『あなたの歌声は、好きよ』







驚いた、まさか俺の事を知っているとは思わなかった



君に“歌う人”として認知されてる事

キャーキャーと騒がれても面倒だけど、一見ファンのようには見えない素振りをして自然に話すんだから








歌声は、か……








アーティストである限り、その能力を認められることは


…嬉しい。けれど俺はそこに加えてビジュアル、ファンサ、もろもろ含め求められる業界に踏み込んだんだ







『けれど私は北ちゃん派。』



「あーー、そっちかぁ笑」









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笑ってみたけれど

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作者名:彗星 | 作成日時:2020年5月23日 19時

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