146話 ページ9
笑い合った後、未来がメイクを落としに行った。
そしたら……ヤバいです。はい。
メイクしてない方がかわいいよ!?ルックス中の上くらいになってるよ!?
無自覚ですか…(白目)
みんなの反応が気になり、一人ずつ見ていくとみんな驚いていた。
未来は顔を赤くしていた。
「…も、もうっ!私の美しい顔に見惚れたの〜?」
と冗談混じりに、ぶりっ子っぽく言った。
いや、見惚れたというか驚いてるんだけど…。
未来ってボケだったんだね。知らなかったわ!お母さん!
「正直に言うと見惚れたというか驚いた…。メイクしない方がいいよ!」
と言ってみると、未来は上目遣いをした。
うん、かわいいと思う。許せると思う。世の中かわいいは正義だぁああああああ!
とか思っていると草子…じゃなくて未来が上目遣いを急にやめた。
てか思ってたんだけど小文字なくなったね。
「これ…メイクしてたらキモい、近寄んなって言われたんだけどぉ…どうかなっ?」
とあざとく聞いてきた。
うん!やっぱりかわいい正義だね!!
未来の様子からしてみると、無理矢理明るく話してるみたいだね。
すると中村さんが近寄り、「い、いいと思う…よ?」と言った。
まぁそうだよね。前は裏切りしたもんね。姉がだけど。でも姿が違うから話しかけやすいかな?
姿が違うっていっても太った体型は戻ってましぇーん。
ダイエットしたのか分からないけどぽっちゃりって感じになってるけど…。
「中村……ちゃん…あっあの時はごめん、ね…」
と申し訳なさそうに眉を下げ、俯きながら言った。
………なんで?やったのは草子なのに…。
姿が変わったから接しやすくなったな。
「…もういいよ。あの時は未来のおねーちゃんがやったんでしょ?ならいーじゃん。未来なんも悪くないじゃん。だから普通にしよ?ミラっち!」
私も同意。
………ん?ミラっち?ミラっち…あぁ、あだ名付けたのか。早いね。
すると未来の目からは涙が流れた。
中村さんは慌て、ミラっち!?と言っている。
「未来、大丈夫…?具合でも悪いの?」
私が聞いてみると、未来は目をうるませながらこっちを見て、何かを呟いた。
小さすぎて、う……し……の…!しか聞こえなかった…。
牛の肉が食べたいのかな?
「ごめん、聞こえなかった…。もう一度お願い」
「嬉しいのっ!それで牛のお肉食べたいっ!!」
49人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月下の黒兎 - 名前を変えました、月下の黒兎です!よろしくお願いします (2018年6月17日 22時) (レス) id: 74159afe69 (このIDを非表示/違反報告)
霊華 - 最高だああああああ!更新頑張ってください! (2018年6月16日 1時) (レス) id: bc9948bbc2 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとう(プロフ) - Aliceさん» もちろんお願いします! (2018年6月15日 17時) (レス) id: 22c96cd4ba (このIDを非表示/違反報告)
Alice - 羽龍夜さん» すみません!応援ありがとうございますヽ(*´∀`)ノ頑張ります! (2018年6月10日 22時) (レス) id: 74159afe69 (このIDを非表示/違反報告)
Alice - こんぺいとうさん» マジですか!?ありがとうございます!全然失礼じゃないです!載せたいのですが、いいですか? (2018年6月10日 22時) (レス) id: 74159afe69 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Alice x他1人 | 作成日時:2017年8月22日 8時