81.REAL ページ30
私の頭の上の方から声がきこえる
ああ､
私誰かに支えられてる、のか
って、いや！
『！すいません！ありがとうございます、』
私は咄嗟にその人から離れて頭を下げて謝る
｢全然大丈夫ですよ…………って､
Aちゃん？｣
え？何故私の名前を………
と思って､しっかり顔を見ると
『……………ひ、らのさん』
目の前には平野さんが立っていて、
お互いに驚きと困惑が隠せない状態
…どうしよう、廉くんのメンバーに会っちゃうなんて
平 ｢え、このマンションに住んでるの？｣
平野さんは驚きながらもきいてきた
『…はい』
平 ｢実は俺も！ビックリしちゃった｣
俺､709号室なんだよと少し微笑みながら平野さんは言った
まさか同じマンションって………
廉くんにバレるのも時間の問題かな､なんてもう彼女でもないのに考えてしまう
『私もです、助けてくださってありがとうございました』
平 ｢ねぇ､Aちゃん
そのよそよそしい感じやめてほしいな？
俺たち、ご飯行った仲でしょ？(笑)｣
平野さんは
どこか､少し悲しそうな顔をして言った
『……私はあの頃とはもう違うん｢違わないよ｣
平 ｢何も変わってないよ
AちゃんはAちゃんだもん｣
真っ直ぐ私を見つめるその瞳が
何故だか苦しくて仕方がない
_____“Aは､Aらしくいて欲しいんや、ありのままが俺は大好きやで”
きっと、いつか言ってくれた彼の言葉と重なってしまったから
『…、っ』
平 ｢流石に､Aちゃんのことお仕事では名前で呼べないから、
るーちゃんって呼ぶけど、
俺のことは､紫耀くん、って呼んで欲しい｣
『……それは｢廉にはこのマンションに住んでること言わないから｣
私が頭の中で恐れていたことを
交換条件として差し出してきた
『…分かりました、紫耀くん』
それをきいて満足したのか､紫耀くんは笑顔になって
気をつけてね、と声をかけてエレベーターの方へ去っていった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 494人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「King&Prince」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
タルと(プロフ) - カナさん» コメントありがとうございます！とっても嬉しいです…！これからも頑張りますのでご愛読して頂けると嬉しいです！よろしくお願いいたします！ (2021年9月24日 20時) (
レス) id: 8f603aa64f (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 別れを選択した時、顔出しの瞬間、読みながらドキドキさせられます(><)更新を毎回毎回楽しみしています！ (2021年9月22日 4時) (レス) @page18 id: 1d1bb69347 (このIDを非表示/違反報告)
タルと(プロフ) - k8erv825さん» ありがとうございます！そのコメントを読んでとても喜んでおります！！！これからも頑張りますので引き続きご愛読してくださると嬉しいです！！！温かいコメント本当にありがとうございます！！！ (2021年9月19日 21時) (レス) id: 8f603aa64f (このIDを非表示/違反報告)
k8erv825(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます。読み始めたら止まらなくて、続きが気になりソワソワしてます笑次の更新楽しみにしてます！ (2021年9月19日 18時) (レス) id: 6aba6e1c8c (このIDを非表示/違反報告)
タルと(プロフ) - おおたさん» ありがとうございます！！！とっても嬉しいです…！これからも頑張りますので､引き続き楽しんでくださると嬉しいです！温かいコメント励みになりすぎてガッツポーズしてます笑 本当にありがとうございます！ (2021年9月18日 22時) (レス) id: 8f603aa64f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：タルと | 作成日時：2021年9月5日 21時
