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リアルでごたごたがありましてしばらく更新できませんでした。許してください。
ところでみなさん、おじたんは引けましたか? 私はガチャ禁中ゆえ引けてません。良かったら性能教えてください。
あとアカウントと紐づけるのが恥ずかしくて、コメントうれしいのに返信できないクズにいい返信の仕方を教えてください。
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監督生はまず、さらなる情報を集めることにした。
今どきは恋愛も情報戦になっているのである。いや、今どきの恋愛知らないけど。
一番知りたいのは行動パターン及び彼が教室以外でよく滞在する場所である。
とにかくレアキャラだといわれている先輩との遭遇率を上げたい。
仲良くなるには会って話さなければどうにもならないのだ。
監督生は、黙って王子様の来訪を待つだけのお姫様なんかではなかった。
完全に狩人の目をして探し人の情報を集めんとしている同居人に、グリムの毛皮は逆立っていた。
「この前から目がこえーんだゾ……いったいどうしたんだ……」
獣に恋愛は分からなかった。
捜索から幾日経っただろうか。レアキャラと言われるだけあってすれ違うことすらないまま随分と時間を無駄にしてしまった。
監督生の図太いメンタルもいったん休もうとエマージェンシーを発していたころ。
彼女が運命的な出会い(本人談)を果たした中庭近くの廊下、ついにあの日見たサラサラの黒髪を視界に捉えた。
いうなれば虚無の表情で教科書を抱えるA・テネブローソが居た。
「あ!!! A先輩!!」
気づいた時にはかなり大きめの声で呼び止めていた。え? 今相手の肩がはねた? 幻覚幻覚。
一応お詫びをしようという名目があったのに、いつ遭遇できるのかもわからなかったせいでお菓子の一つも持ち合わせていなかった。
振り返ったことで見えるようになったあの日ぶりのオニキスに、言おうと思ってたすべてのセリフが頭から飛んだ。
「こ、この前はハンカチありがとうございました!
好きです!!!」
一瞬自分でも何を口走ったのか理解できなかった。
理解してから終わったな、と思った。
加えて、明らかに困惑している相手の瞳を見た瞬間川に飛び込みたくなった。
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ミム - とっても好きです!更新楽しみにしてます。 (2020年6月13日 5時) (レス) id: 1979fc8c23 (このIDを非表示/違反報告)
pokettoame(プロフ) - 好きです!次の更新楽しみに待ってます! (2020年5月30日 22時) (レス) id: 2f9884d86e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マイナー道 | 作成日時:2020年5月25日 22時