105話 街 ページ7
マルコと手を繋いできた場所は普通の街だった。
貴女「普通、、」
「普通だからこそ疑うんだよい。これ程普通過ぎる街に子供を神格化する文化があるかよいってな」
マルコの手を少し強く握る。
「あら、可愛らしい子。娘さんかしら？」
1人の女性が声を掛けて来た。
「いや、違うよい。歳の離れた妹だよい。一緒に旅してるんだ」
「あら、じゃあお兄ちゃん子なのかしら？」
「人見知りが激しくてよい。まぁ、そんなとこが可愛いんだけどな」
マルコは神無の頭を撫でる。
「あらあら！なら、気を付けた方がいいよ。私の子供はもう島から出ちまってるから大丈夫だけど、レオって奴が来てから子供をやたらと神格化したりしてるんだ。あぁ、ほら、あそこの赤のワッペンつけた人達がいるだろう？レオの手先さ。気を付けな」
女性はスッと離れ歩き出した。
貴女「レオ、、、」
「レオン海賊団の船長だ。悪い噂しか聞かないよい」
マルコはレオの手先から神無を隠すように壁際に立つ。
マルコはレオの手先達が通り過ぎたと同時に路地裏へと入った。
「先ずはお前んとこの仲間の情報だな。何処に行ったか分かるかよい？」
貴女「飲み屋とか、、女の人と飲み食い出来る場所だと思う」
「なら運が良いよい。この店だ」
マルコは神無を連れて店へと入る。
「よぉ、大将。酒とジュース頼めるかよい？」
「あぁ。なんの酒にすんだ？」
野太い声に少し怯える。
「マティーニを」
「あいよ」
オレンジジュースを目の前に置かれる。
「大将、昨日ここに男の団体来なかったかよい？」
「昨日、、いやぁ、来てねぇな」
大将はマルコと目を合わせて話していたがついと目を逸らした。
「そうかよい。悪いな」
マルコは酒を飲み干し、金を置いて神無と共に店を出た。
貴女「マルコ、お酒」
「あぁ、薬が入ってたよい。まぁ、慣れてるから体制ついちまってあんま意味ないんだよい」
マルコは神無を地面に下ろす。
「大将は間違いなく、あんたらの仲間の居場所を知っている。だが、話さない。多分だがあの大将もレオの手先だよい。そして、俺の予想があっていればお前の仲間はあの建物か、地下だな」
指をさすその建物はこの街で一番高い。
貴女「地下、、、」
「そう、地下は何かを隠すのにはピッタリな場所だよい。不都合なもの、隠したいもの、色々だよい」
神無は消えた仲間を思い出し、拳を握った。
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たろ。(プロフ) - めっちゃ面白いっすね…更新楽しみにしてます！ (2022年4月15日 20時) (
レス) @page19 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
ぴぃなっつぅ - 面白くて二日で最初から最後まで読んじゃいました!笑 続きが気になる… 続き楽しみにしてます!更新頑張って下さい！ (2021年7月5日 19時) (レス) id: 1bf0da4e80 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん(プロフ) - ローと幼女最高です！！更新楽しみにしてます！！コナンifも続き見たいです！ (2021年6月9日 20時) (レス) id: 9cba0f591b (このIDを非表示/違反報告)
凛 - すごい面白いです！更新楽しみに待ってます！ (2021年5月4日 12時) (レス) id: e9d9a70444 (このIDを非表示/違反報告)
ポケットの案内人(プロフ) - ひっ久しぶり嬉しすぎる！自分のペースで頑張ってください！応援してます！ (2021年5月2日 1時) (レス) id: 903d1271ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒狗
| 作成日時：2020年4月26日 21時
