102話 面倒 ページ4
ロー達は、とある島を訪れていた。
「船長、取り敢えず食料の補充と燃料の補充は全て終わりました」
「ログが溜まるのは？」
「4日です」
ローは辺りを見渡し、「後は好きにしろ。だが、問題は起こすな」と言って船の中へと戻る。
必然的に神無も船の中へと戻って行く。
ベポとイッカクを除いた者たちは「女だ！飯だ！」と喜んでいた。
「なんだ、お前も街に行って良いんだぞ？」
ローは後ろをついて歩く神無にそう言うが言っても無駄ということは分かっている為、自分の部屋にいたとしてもとやかく言うことはない。
神無はローを『親』または『恩人』という認識で見ている可能性がある。
どちらも一種の神格化だ。相手方は義務や当然の事と思うかも知れないが受けた者たちはそうは思わない。『親』は刷り込みだが『恩人』は刷り込みでは無く、『親』を超えた存在となりうることが多い。だが、結果的には一種の神格化なのだ。
突如、電伝虫が鳴る。
ローが受話器を取ると大声でペンギンが喋る。
『船長、この島危険です。神無を絶対に外に出さないで下さい』
「何があった」
『この島、子供を神の供物や神格化してるんです。この時点でおかしいと思いますが、もっとおかしいのが母親もそれを許容していることです。この島古来からなら分かりますが、どうやらそうではなく外から来た男がそのようなことを言ってそれを信じた住民ってとこですね』
「分かった。神無は外にはださねぇ。お前らも捕まるなよ。その話じゃ、子供がいるのに隠した奴はなんらかの罰を受けるんじゃないか？」
『せ、正解です』
ローはフッと笑うと受話器を置く。
「神無、この島にいる間は外出禁止だ」
神無は頷いて返事をする。
そんな神無をローは抱き上げて膝に乗せると本を読むことに集中した。
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たろ。(プロフ) - めっちゃ面白いっすね…更新楽しみにしてます！ (2022年4月15日 20時) (
レス) @page19 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
ぴぃなっつぅ - 面白くて二日で最初から最後まで読んじゃいました!笑 続きが気になる… 続き楽しみにしてます!更新頑張って下さい！ (2021年7月5日 19時) (レス) id: 1bf0da4e80 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん(プロフ) - ローと幼女最高です！！更新楽しみにしてます！！コナンifも続き見たいです！ (2021年6月9日 20時) (レス) id: 9cba0f591b (このIDを非表示/違反報告)
凛 - すごい面白いです！更新楽しみに待ってます！ (2021年5月4日 12時) (レス) id: e9d9a70444 (このIDを非表示/違反報告)
ポケットの案内人(プロフ) - ひっ久しぶり嬉しすぎる！自分のペースで頑張ってください！応援してます！ (2021年5月2日 1時) (レス) id: 903d1271ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒狗
| 作成日時：2020年4月26日 21時
