【ワンピース】傷だらけの幼女2

84話　煙5 ページ36

「これはこれは！スモーカー中将、ようこそおいで下さいました！私は、レベジ大佐であります！スモーカー中将の噂はかねがね」

「その話はいい」

「大変申し訳ございません！中へどうぞ。ご案内致します」

レベジは直角に曲がる髭を触りながら言う。

案内された部屋は金の装飾がされており、スモーカーの眉間にシワが寄る。

レベジはスモーカーを向かいのソファに座らせると、自分も座った。

「して、今回はどのようなご用件で？」

「海軍本部から入電でこの街で麻薬の密売や違法の闇市がされていると報告があった。その調査だ」

「ま、誠ですか⁉分かりました。その調査、我々にも協力させて頂きます！」

「それなんだが、本部からはお前らは参加するなと言われている。悪いな」

「い、いえ、、、」

スモーカーは葉巻は吹き込むと、立ち上がる。

「取り敢えず、適当に動き回らせてもらう」

スモーカーは立ち上がるとレベジも立ち上がり、ドアを開ける。

「案内が必要になりましたら、近くの海兵にお聞き下さい」

「あぁ」

スモーカーは上の階から探し始める。

ダクトを見つけると、上着の中に隠していた神無をダクトの中に放り込む。

子虎姿の神無はひと鳴きしてダクトの中を進む。

スモーカーは何事も無かったかのように歩き出した。









ーー

プルプルプルーー

ガチャ

『こちら操作室です！』

「今からプランSを実行しろ！相手は野犬と言われ、本部からも嫌われているスモーカー中将だ。躊躇するな。さもなくば、私達が捕まってしまう！！」

『はっ！』

ガチャ

「面倒な奴が来た、、、。勘が鋭いとして有名だが、、見つけられる前に捕まえなければ」

レベジは目の前に置かれている書類を見つめて言う。









ーー

ダクトの中を足音をたてないようにゆっくりと進む。

すると、海兵達が慌ただしく走る姿を見つける。

「大佐から、プランSを実行せよとの事だ。相手はスモーカー中将である。躊躇するなとのことだ！」

「「「はっ！」」」

神無は早く証拠を見つけなくてはと歩き出した。

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