73話 離さない3 ページ25
※白ひげ出てきます。エース捕まってないしサッチ生きてる。
シーアが歩けるようになって数日が経った。
シーアは能力者で『コウコウの実』を食べた香り人間だ。
自分が覚えている匂いなら出せるらしい。
その能力が判明した次の日から少しずつ何かが変わって行った。
それに気づいたのは3日後だった。
皆んな、無意識にシーアを見るようになっていたのだ。それだけならまだしも、近づこうとするのだ。
それはローも例外では無かった。
いつもなら、一緒に寝るのにシーアと一緒に寝ると言い出したのだ。
あの女から香るのは香水のキツい匂いだ。私にはそう感じるのに皆んなは違うらしい。
現に、女性であるイッカクもその匂いに引き寄せられている。
シーアの能力には、子供は含まれていないのだろう。
そして、私は何もしていないのにまるで私がシーアに意地悪やいじめをしていると皆んなに思われている。
ローにも手を叩き落とされて「俺のシーアを何しやがる。いくらお前でも殺すぞ」と言われ、泣きそうになるのを必死で堪えた。
ーー
そして私は、無人島に捨てられた。
「ロー、ローッ！！」
パンッ
ローに向かって必死に手を伸ばすがその手をローが取ることは無く、払われ赤くなった手だけが残った。
どうしようもない虚無感と絶望が一気に押し寄せてくる。
光を閉ざした目から涙がこぼれ落ちた。
神無は虎へと姿を変えて森の中へと消えて行った。
ーー
数日経ち、自分の縄張りを決めて森の奥深くに籠もっていると、ガサリと草が揺れた。
そこには、武器を手にした人間。
動物の本能が牙を向く。
男は腰を抜かしたのかその場にへたり込み、武器を構える。
そして、発砲音が響き渡るが神無は無傷でそこに立つ。
男の首に喰らいつき、息の根を止める。
その発砲音が原因なのか青い鳥が頭上を旋回し、降り立つ。
その鳥は、人へと変わると死んだ男を目にして鋭い目で私を見た。
「お前かよい、こいつをやったのは？」
何故怒られなければならない。そいつが勝手に縄張りに入ったのだ。
貴女「グルルルッ、、」
今はなんとも言えない感情が渦巻いているのだ。
右前足を地面に叩きつけると、普通の人間ならば首をへし折られるその力に目の前に立つ男は冷や汗を掻いていた。
「おいおい、嘘だろぃ、、、」
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マリン - 50話で「学校」って出てきたけど設定5歳じゃなかったっけ？ (2022年6月2日 23時) (
レス) @page3 id: 8cedf2cd4c (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - スタンピード編の最後で主人公が海王類と戦ってる場面ですけど、看板じゃなくて甲板じゃないですか？(´・ω・`)? (2020年6月27日 21時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草 - 尊い (2020年5月11日 20時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
シーナ - もしもリクエストしても大丈夫でしたら、【夢主ちゃんとブルック】と【キャロットと夢主ちゃん】的なほのぼの系をお願いします！これからも頑張って下さい！ (2020年4月15日 22時) (レス) id: e97b238670 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - ifで白ひげ海賊団と絡めて欲しいです 続き楽しみにしてます (2020年4月15日 0時) (レス) id: eb962bcdd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒狗
| 作成日時：2020年3月2日 13時
