60話 帰るために ページ12
「シーザーはそれを分かってる！！次の実験のデータ取りくらいにしか考えて無いはずだ！！」
チョッパーはモチャを見つめ、モチャもチョッパーを見つめる。
『必ず1年で治してあげるからね』
モチャはシーザーの言葉を思い出す。
「じゃあ、私達はどうなるの、、、？」
モチャは不安になりながらもチョッパーに聞く。
「死ぬよ。誰もウチヘは帰れない」
チョッパーは、現実を突き付けた。
神無はモチャを見る。モチャは、顔を青くして『嘘、、』とでも言いそうな表情をした。
貴女「モチャ、、、」
「"美味しいキャンディー"は猛毒なんだ！知らない内に体はどんどん壊れていく！」
「⁉」
「それなのに1つ食べたら、次が欲しくなる。食べたら食べる程シーザーから逃げられなくなる！！そして、この扉の向こうにいる子達がそうだ。キャンディーが食べたくてしょうがない。我慢できない！だけど食べたら猛毒。だから、キャンディーを手に入れるまで凶暴化して、例え仲間であろうが親友であろうが関係なく暴力を振るう。怖いものなんだ。そして、君達は、、このままだと大人にもなれずに死んでしまう」
「大人に、、なれないの？」
チョッパーはその言葉に頷いた。
「わ、私、、、死ぬなんて考えたことも無かったよ。大人にだってなれると思ってよ。約束と全然違うじゃんっ！！」
モチャは涙を流す。
「キャンディーはくれたから食べたんじゃん！誰も死ぬなんて思ってないっ！！！」
真実を知った事、自分達が大人になれないかもしれないという事実に溜まっていたものが爆発する。
「っ！分かってる！お前達は何も悪くないっ！！だから俺達はシーザーが許せないんだっ！彼奴を許さないっ！」
チョッパーは、手を床につけてモチャに頭を下げる。
「ごめんなっ！！もっと早く見つけてあげられなくて！」
チョッパーも涙を流した。
貴女「モチャ、、私も薄々気付いてた。けど、言わなかった。ごめん、、ごめんなさいっ！」
神無は、モチャの手を握る。
貴女「助けてあげったかったけど、、私1人じゃダメだった」
モチャは神無に抱きつく。
「助けてくれようとしてありがとうっ！！」
神無は、涙を流す。
貴女「恨まないの？」
「しないよ！だって、友達だもん！！」
神無は、また泣きそうになる気持ちを押し殺す。
貴女「約束、、果たしに来たよ」
「っ！うん！！」
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マリン - 50話で「学校」って出てきたけど設定5歳じゃなかったっけ？ (2022年6月2日 23時) (
レス) @page3 id: 8cedf2cd4c (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - スタンピード編の最後で主人公が海王類と戦ってる場面ですけど、看板じゃなくて甲板じゃないですか？(´・ω・`)? (2020年6月27日 21時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草 - 尊い (2020年5月11日 20時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
シーナ - もしもリクエストしても大丈夫でしたら、【夢主ちゃんとブルック】と【キャロットと夢主ちゃん】的なほのぼの系をお願いします！これからも頑張って下さい！ (2020年4月15日 22時) (レス) id: e97b238670 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - ifで白ひげ海賊団と絡めて欲しいです 続き楽しみにしてます (2020年4月15日 0時) (レス) id: eb962bcdd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒狗
| 作成日時：2020年3月2日 13時
