42話 はじめてのお使い2 ページ44
神無は、欲しい物を探しに未だウロウロしていた。
ふと、目に果物が映る。
貴女「これ、、、」
すると、店の人が中から出て来て対応してくれる。
「それはラフランスだよ。変わった形してるけど美味しいぜ？」
男の人は、ラフランスを切って神無に食べさせる。
口の中に広がる果汁に神無は目を輝かせる。
貴女「これ、下さい」
「あいよ！おまけにもう1個だ！」
貴女「あり、、がとうござい、、、ます」
お礼を言ってお金を払い、袋を持って店を出る。
もう２つ何を買おうか悩んでいると、前から来る人にぶつかってしまう。
貴女「ゔっ」
勢いよくぶつかったことで、鼻を痛める。
「悪りィな。大丈夫か？」
男は、神無を立ち上がらせ服についた汚れを落としてくれる。
葉巻を吸っており、記憶の中に残り体が未だ覚えているのか体が少し震える。
男は、神無の頭に手を乗せ撫でる。
「果物、落としちまったな。買った所は何処だ？」
神無は、男から距離を取るように顔を俯かせて少しずつ後退する。
貴女「大、、丈夫。食べ、られる、、から」
神無は男から袋を受け取り、一礼してその場を去ろうとしたが、男が神無の腕を掴む。
「待て」
貴女「え、、、」
「ここに海賊が来てる。お前みたいな奴はすぐ連れてかれる。買い物があるなら付き合ってやる」
男は、葉巻を1本に減らして神無の目線に合わせてしゃがむ。
貴女「え、、えと」
「リストとかないのか？」
貴女「私が欲しいの3つ、、夕暮れまでに」
「あるのか、欲しいもの？」
神無は、首を振る。
貴女「探してる。でも、それが一つ目」
「そうか、、、っ！」
男は、神無の左手首につけたブレスレットを見る。
そのマークに男は顔をしかめる。
「買い物中、悪りィがお前はこのまま逮捕だ。ガキ、お前海賊だな？」
貴女「し、知ら、、ない」
「そのブレスレットのジョリーロジャーは、ハートの海賊団のだ」
その言葉を聞いて、神無はとっさに手にしていた袋を男に投げつけて逃げる。
男は不意打ちを食い顔面にぶつかる。
「ぐっ」
神無は路地裏へと逃げ込む。
「待ちやがれっ！」
男は小電伝虫を取り出し自分の部下に連絡を取る。
「たしぎ！左手首にブレスレットをつけてるガキを探せっ！！黄色のパーカーを着てる！」
『分かりました！』
受話器を下ろすと、あの子供を思い浮かべながら言う。
「逃げられると思うなよっ！！」
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koame10001(プロフ) - あの、ワンピースなら外国の苗字などにした方がいいと思います。それと、もしそのままがいいのならワの国出身などでいいと思います。 (2020年8月13日 2時) (
レス) id: dd7c82a96f (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 架印�靴気�» ありがとうございます！訂正しました。 (2020年3月2日 1時) (レス) id: bbf2f2d999 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 誤字報告です。46話「助けが送れて悪かった。（以下略）の所ですが、“遅れて”が正しい漢字ですよ。 (2020年3月2日 0時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
裕貴(プロフ) - はい！また何かありましたら報告します！ (2020年2月27日 22時) (レス) id: 7bd5a40029 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 裕貴さん» ありがとうございます！訂正しました！ (2020年2月27日 22時) (レス) id: bbf2f2d999 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒狗
| 作成日時：2020年2月16日 1時
