27話 手配書 ページ29
その次の日、一人のクルーが新聞を買うと目を見開いた。
大慌てで食堂に入り、それを見せると皆驚き慌て、喜んだ。
ローと神無は、その声で目を覚まして食堂に姿を現すとクルー達に「見て下さいよ！」と引っ張られる。
「良かったな、神無。お前の手配書だ」
ローに紙を手渡されて見ると、自分が虎の姿になった写真が載っていた。
『白虎』としか書かれていなかった。
貴女「名前、無い、、」
「名前、言ったはずなんだが、、、忘れたんだろ」
ローが手配書を回収する。
「しかし、3000万ベリーとは初っ端にしては妥当だ」
ローは神無の頭を撫でる。
「いいなー、神無。俺よりも金額高い」
ベポはしょんぼりしながら言う。
「まぁ、迫力で言えば神無の方があるからなぁ」
クルー達はその言葉に頷く。
「お前ら、次が何処の島か分かってんだろうな？」
「「シャボンディ諸島！！」」
「なら、急げ。面白いことが起きそうだ」
口角を上げて笑う顔は、クルー達の背筋を凍らせるものだった。
ーー
昼食の時間、神無はゆっくりだが箸を使えるようになった。ローは心なしか残念がっていた。
神無はジッとローを見つめた。
その視線にローは気付いて「どうした？」と言う。
貴女「ロー、皆んなもお絵描きしてる。私だけ、、、無い」
お絵描きという言葉にクルー達は首を傾げる。
「あぁ、刺青のことか」
ローが言うとペンギンがやって来る。
「船長、まさか神無に彫らせるつもりですか⁉ダメですよ！」
「分かった、分かった。彫らねぇよ」
貴女「なんで、、？」
ペンギンは、落ち込む神無と目を合わせる。
「刺青は、俺達も年齢が二桁になってから入れたんだ。神無はまだ一桁だ。だからだよ」
貴女「じゃ、じゃあ、私が10歳になったら、、、入れても良い？」
「え、、えと」
ペンギンはその言葉に詰まり、ローを見る。
「はぁ、入れる時期は俺が決める。まぁ、10歳以上になったらだな。だから、お前にはこれをやる」
懐から取り出したのはW7で買ったものだった。
真ん中にはハートの海賊団のマークが入っていた。
貴女「ありがとう、ロー」
嬉しそうに笑った神無にローは目を見開いた。
「お前、、、」
ローは神無の頬に手を添える。
「笑った方が可愛いじゃねぇか」
「ねぇ！神無、もう一回笑って！」
ベポが神無に近付き言うが神無の表情筋は動かない。
ベポは、またガックリと項垂れるのであった。
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koame10001(プロフ) - あの、ワンピースなら外国の苗字などにした方がいいと思います。それと、もしそのままがいいのならワの国出身などでいいと思います。 (2020年8月13日 2時) (
レス) id: dd7c82a96f (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 架印�靴気�» ありがとうございます！訂正しました。 (2020年3月2日 1時) (レス) id: bbf2f2d999 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 誤字報告です。46話「助けが送れて悪かった。（以下略）の所ですが、“遅れて”が正しい漢字ですよ。 (2020年3月2日 0時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
裕貴(プロフ) - はい！また何かありましたら報告します！ (2020年2月27日 22時) (レス) id: 7bd5a40029 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 裕貴さん» ありがとうございます！訂正しました！ (2020年2月27日 22時) (レス) id: bbf2f2d999 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒狗
| 作成日時：2020年2月16日 1時
