15話 勉強3 ページ17
食事が少し変わって来て、量も神無が食べ切れる量になった。
昼ご飯を食べ終わり、いつも通りにローの部屋に行こうとすると、ペンギンがやって来た。
「神無、お勉強しよう」
貴女「お勉強？」
「そうだ。文字がどのくらい書けて読めるか。神無は、読み書きは出来るか？」
神無は、少しばかり顔が強張り距離を取る。
「別に読み書きが出来ないことは恥ずかしい事じゃない。俺達だって、最初は読むことは出来ても書くことは出来なかったからな。出来ないなら、勉強すれば良いだけだ」
貴女「文字、書けない」
弱々しいが会話をしてくれた、とペンギンは心の中で喜ぶ。
それから、算数や理科、歴史の勉強も取り入れつつしていた。
勉強を始めてから3日、神無は物覚えは良かった。算数も同年代の子より少し上まで出来ているし、理科も楽しいのかよく覚え、歴史は少し苦手なのか断片的にしか覚えていないが、それでも出来ている方だった。
貴女「悪魔の実って何？」
神無は、ローとペンギンが次の島のことで話し合っていた所に突然言い出した。
「教えてなかったのか、ペンギン」
「すみません、一般知識を教えてたので忘れてました」
ペンギンは、苦笑して言う。
「悪魔の実は、海の悪魔の化身と言われる果実だ。食べた物は特殊な能力を手に入れることが出来る。特徴は、渦巻の模様がありクソ程まずい。だが、悪魔の実を食べた物は海に嫌われ泳げなくなる。まぁ、海水かけられた時に体験したと思うが力が入らなくなる。気を付けろよ。まぁ、今はこんぐらい理解してりゃあ十分だ」
ローは、そう言って本を手に取る。
貴女「ペンギンさんも食べたの？」
「いや、俺は食べてない。悪魔の実を食べたのはこの中だと船長と神無だけだ。そう言えば、船長」
「なんだ？」
「ちゃんと神無に話したんですか？」
ローは少し黙り椅子から降りて神無に近付き、しゃがむ。
「怖いと思うが今だけは俺と目を合わせろ」
そう言われてローと目を合わせる。
「俺達は海賊をしている」
貴女「海賊？」
「あぁ。簡単に言ってしまえば人に悪さをする。俺はお前をこの一味に入れるつもりだ。お前は、俺についてくるか？」
神無は、視線を彷徨わせる。
貴女「分かんない」
「分かった。言い方を変える。俺達と一緒にいたいか？」
神無は、その言葉に頷いた。
「じゃあ、お前もめでたく海賊の一員だな神無」
ペンギンは、軽くため息をつくが笑っていた。
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koame10001(プロフ) - あの、ワンピースなら外国の苗字などにした方がいいと思います。それと、もしそのままがいいのならワの国出身などでいいと思います。 (2020年8月13日 2時) (
レス) id: dd7c82a96f (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 架印�靴気�» ありがとうございます！訂正しました。 (2020年3月2日 1時) (レス) id: bbf2f2d999 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 誤字報告です。46話「助けが送れて悪かった。（以下略）の所ですが、“遅れて”が正しい漢字ですよ。 (2020年3月2日 0時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
裕貴(プロフ) - はい！また何かありましたら報告します！ (2020年2月27日 22時) (レス) id: 7bd5a40029 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 裕貴さん» ありがとうございます！訂正しました！ (2020年2月27日 22時) (レス) id: bbf2f2d999 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒狗
| 作成日時：2020年2月16日 1時
