34話 反省2 ページ36
貴女「うぅ、、っ」
押し殺していた声が漏れる。
ローは、声がする方に行き立ち止まる。
「もう泣くな、、、ほら」
ローはしゃがんで両手を広げた。
神無は、顔をくしゃりと歪めてその胸にしがみつく。
貴女「ごべ、、ごべん"な"ざい"っ！！」
「うおっと」
ローは勢い良く抱きついてきた神無受け止めて頭を撫でる。
「顔、酷いぞ」
ローは苦笑いして神無を抱き上げる。
物置部屋を出て食堂へと向かう。
神無はローの肩を涙で濡らす。ローは何も言わずに歩き続ける。
そして、食堂のドアを開けるとクルー達がローに向かって飛びかかってくる。
「は！？お前ら！」
神無も驚きで涙が止まる。
「見つかった！流石船長！」
「泣いてたのか？可愛い奴だな」
クルー達は神無に声をかける。
「おい、お前ら」
ローの低い声が下から響く。
「「あ」」
クルー達はそっとローの上から退く。
「お前ら、言い残すことはあるか？」
その台詞にクルー達は顔を青ざめる。
「神無を笑顔にして下さい！！」
シャチは大声で言う。
「ふっ、、、何言ってんだ。俺達でするんだよ」
ローの前にクルー達が集まる。
ローに未だ抱えられてる神無は視線を彷徨わせる。
そして、、、
「「愛してるぜ！神無！！」」
『神無が俺達をどんなに怖がって嫌っていようが、、ずっと愛してるから』
ペンギンの言葉を思い出す。
貴女「うぅ、、っく、、、」
また、涙が溢れ出す。
「泣き虫だな、お前」
ローはそんな神無の涙を親指で拭ってやる。
「何度でも言ってやる。俺達はお前を『愛してる』」
低い聴き慣れた声が囁く。
「お前は？」
貴女「あ"い"じでる"っ！！」
「泣き過ぎだ、神無。ほら、鼻かめ」
ローはティシュを手に取り神無の鼻に当てる。
「チーンしろ」
言う通りにし、鼻をかむとローは神無の口に水を持っていく。
それを飲むとローは酷く機嫌が良くなった。
「船長っ‼火拳のエースがっ、、、マリンフォードにて処刑が執行されるようです！！」
ローは笑う。
「見物でもするか、、、。まずは、我らが妹分のご機嫌取りが最優先だが」
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koame10001(プロフ) - あの、ワンピースなら外国の苗字などにした方がいいと思います。それと、もしそのままがいいのならワの国出身などでいいと思います。 (2020年8月13日 2時) (
レス) id: dd7c82a96f (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 架印�靴気�» ありがとうございます！訂正しました。 (2020年3月2日 1時) (レス) id: bbf2f2d999 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 誤字報告です。46話「助けが送れて悪かった。（以下略）の所ですが、“遅れて”が正しい漢字ですよ。 (2020年3月2日 0時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
裕貴(プロフ) - はい！また何かありましたら報告します！ (2020年2月27日 22時) (レス) id: 7bd5a40029 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 裕貴さん» ありがとうございます！訂正しました！ (2020年2月27日 22時) (レス) id: bbf2f2d999 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒狗
| 作成日時：2020年2月16日 1時
