4話 新たな刀 ページ5
私は、薬研に連れられ薬研の部屋にいる。
薬研は、茜の手首の手当てをする。
「俺っちは、こんなことしか出来ない。人間は、怪我したら死んじまうだろ？だから、あまり怪我しないでくれよ、大将」
薬研は、薄く笑って茜の頭を撫でる。
貴女「っ、、、うん」
茜は、息を飲んだ。
『大将、怪我だけはすんなよ？』
薬研藤四郎のあの言葉を思い出した。
あの薬研藤四郎は、元気だろうか？
なぜ、手放してしまったのだろうか。
あんなに大切で家族のように優しくしてくれたあの刀達を、、、。
「大将、、、」
薬研は、思い出に浸っているであろう茜を見ることしか出来なかった。
今にも泣きそうな顔をして思い出に浸るあの子が孤独に見えた。
薬研は、立ち上がり部屋を後にした。
ーー
ふと、門を見ると役人と面影のある人が立っていた。
「薬研藤四郎様、ご無沙汰しております。茜様は？」
「思い出に浸っている。で、そっちの旦那は和泉守の旦那だな？」
「はい」
「なら、後は俺っちに任せてあんたは帰りな」
役人は、一礼すると去っていった。
「こっちだ」
薬研は、兼定を連れて自分の部屋に入れた。
そこには、未だに茜が座っていた。
「大将、新しい仲間だぜ？」
茜は、ゆっくりと振り向いた。
「俺は、和泉守兼定だ」
貴女「茜」
「大将、大丈夫か？」
貴女「うん」
茜は、料理と部屋を走って出て行った。
「薬研、なんだあの審神者は。何も映らないような目ぇしやがって」
「大将は、壊れちまってんだ」
「いつからだ？」
「ここに来る前からだと思う」
「あいつ、死ぬぞ」
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ハイキュー大好き！！(プロフ) - 続きがとても気になります。前の本丸の子達がきちんと後悔して欲しいです。更新頑張ってください。 (2020年10月23日 4時) (
レス) id: 2d39102061 (このIDを非表示/違反報告)
凛々 - えっ鶴丸だと思ってたんだけど( Д ) ﾟ ﾟ (2019年10月14日 20時) (レス) id: 9f94443348 (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです！続きが気になります。応援してます！！ (2019年10月3日 18時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 椿さん» ありがとうございます！ (2019年9月16日 20時) (レス) id: bbf2f2d999 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - この作品大好きです！更新待ってます！！ (2019年9月16日 9時) (レス) id: 37ef87fc72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒狗
| 作成日時：2019年9月14日 9時
