2話 探偵 ページ4
貴女「神無、、です」
「神無ちゃんですね。僕は安室透。よろしくお願いしますね」
貴女「よ、よろしくお願いします」
「ふふ、コナン君も名乗らないんですか?」
「え?あ、あぁ。僕の名前は江戸川コナン。よろしくね、神無ちゃん」
貴女「よ、よろしくお願いします」
「神無、いじめられて怪我してるんだ」
「じゃあ、救急箱取ってきますね」
安室さんが奥に行くと、コナン君は私に向き直った。
「子供は、まだ、何がよくて、何が悪いかの判別が分かってないんだ。だから、やめて欲しい時は、ちゃんと『やめてっ!』って言わなきゃ分からないんだ」
貴女「でも、、、」
「でもじゃないよ。傷付くのは神無ちゃんだよ?もっと、自分を大切にしなきゃ」
「取ってきました」
安室さんは、テキパキと絆創膏を貼って行く。
「神無ちゃん。女の子があまり傷を作るものじゃないよ」
頭を優しく撫でられた。
そして、私は男性の容姿に見覚えがあった。
兄に似ているのだ。
だけど、似ているだけ。
血の繋がりはあるとは言えない。
貴女「お兄さんは、結婚してるの?」
「どうしてそう思ったんだい?」
貴女「左手に指輪をしてるから」
「成る程、、うん。してるよ」
「神無ちゃん、、、」
コナン君は、私の手を握ってくれた。
貴女「コナン君、ありがとう」
もしかしたら、コナン君は気付いてしまっのかもしれない。
私は、コナン君と一緒に店を出るとコナン君は私を公園へと連れてってくれた。
貴女「コナン君、秘密にして」
「やっぱり、そうだったんだ」
貴女「いつ、気付いたの?」
「目元と目の色だよ。でも、それだけじゃ分からなかったから予想だったけどね。でも、確信したのは神無ちゃんと安室さんがあった時。左手、出会った瞬間に確認してたよね?それは、好きになった瞬間に調べる行為と同時にもう一つの可能性を調べる場合。神無ちゃんの場合は、自分の親かどうかを確認するため」
貴女「うん。凄いね、コナン君。でもね、私もね、まだ本当かどうかは分からないの。私の兄にそっくりで、最初は似てる人かと思ったの。ううん、今でも思ってる」
「一応、安室さんの奥さんと息子さんの名前、知ってるよ」
貴女「っ、、、!」
「知りたい?」
貴女「うん」
「奥さんの名前が香穂さん。息子さんの名前が一さんだよ」
貴女「っ⁉」
「家族、、なんだね。なら、今すぐにでも安室さんに」
貴女「ダメっ‼秘密にして、言わないで」
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鈴木 なつみ(プロフ) - またコラボ作って欲しいです 次の作品も楽しみにしてます (2018年7月6日 17時) (レス) id: d8cc4f9f40 (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - 黒狗さん» ぉおう…(´・ω・`;) (2018年7月6日 11時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 輝さん» ごめんなさい。完全に忘れてました (2018年7月6日 9時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - あの疑問なんですが9話で"コナン君と知り合った後、少年探偵団と仲良くなったのだ"と夢主は言っていたのに何故21話では少年探偵団と自己紹介してるんですか? (2018年7月6日 1時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
こだぬき(プロフ) - お話読ませて頂きました!最期不穏な影が現れましたね…主人公ちゃんは幸せになって欲しいです!これからも更新楽しみにさせて頂きます!後、私も下手ながら作品書いてますので、よろしければ是非遊びにいらして下さい! (2018年6月4日 17時) (レス) id: d065086080 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒狗 | 作成日時:2018年5月12日 14時