【刀剣乱舞×コナン】望まれなかった子供

23話 噛み合わない ページ25

「貴方は自分勝手だ」

小夜は、私の手を握って彼に言葉を放つ。

「それくらい、、知ってるさ」

泣きそうな顔をして言う父親に酷く焦る。

「貴方じゃ守れない。いや、守ることを放棄した。だから、僕達が守る」

小夜はそう言って私の手を引っ張り公園を離れた。









ーー

家に戻ると、こんのすけがいた。

「お帰りなさいませ、神無様！」

貴女「こんのすけ」

「お話があります」

こんのすけは、机の上に座り私はソファに座る。

小夜は、お茶を持ってくると言って台所へと向かった。

「春原の件ですが、政府の者が捕らえました。ですので、大丈夫です。後は、お父様の件ですが、、、申し訳ありません。一緒には暮らすことは出来ません」

貴女「大丈夫。元々、一緒に住む気なんてなかった」

「ですが、貴女が望むのであれば」

貴女「要らない。私にはもう、家族がいるから。お父さんとは、ここでお別れ」

「宜しいのですか？」

貴女「うん。後悔なんてしてない」

「分かりました」

私は、本丸の刀剣達を思い浮かべる。

私を育て、愛してくれた人達を。

最初こそ、上手くはいかなかったが仲良くなれた。

もう、それで十分なのだ。

私は、幸せ者だ。









さようなら、お父さん。

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