15話 買い物 ページ17
「神無様、着きましたよ！」
前田は、私の右手を繋いで店を左手で指差していた。
「老舗で、今年で180年とか」
平野は、私の左手と繋いで知識を話す。
貴女「お店自体も大きいし、人の出入りも多いね」
そこに、ぬっと一回り以上大きい大典太光世がどんよりとした雰囲気を纏って立っていた。
前田が光世も連れて行こうとソハヤノツルキがほぼ強制的に送り出した。
貴女「光世、どう？」
「美味そうな匂いがする」
光世は、見た目によらず意外と甘い物が好きで、良く、前田から渡されるお菓子を食べていた。
「僕達もお店の中に入りましょう！」
平野は、笑いながら言った。
ーー
「美味しかったですね！」
前田は、頬を染めて言う。
貴女「うん。甘さがしつこくなくて好き」
「皆さんにも買って行きましょう！」
平野も余程美味しかったのか、前田と同様に頬を染めていた。
「俺は、ここで待ってる」
光世は、身長が高いため天井に頭をぶつけた。
「っ〜！」
貴女「光世、大丈夫？」
「大典太さんっ⁉」
前田と平野も心配して側に寄る。
「だ、大丈夫だ」
光世は、額をさすりながら店を後にした。
貴女「どれにするか決めた？」
「あ、はい！この桜型の練り切りなどはいかがでしょう？」
前田は商品を指差す。
貴女「綺麗、、、」
「では、この練り切りとこちらの落雁も買いましょう！それと、このお饅頭も」
平野は、お店の人に伝えるとお会計を済ませた。
店を出ると、光世と見知った人が見つめ合っていた。
貴女「コナン君、どうしたの？」
「え？神無ちゃん⁉」
貴女「光世、、、」
「いや、この子供に睨まれてな」
「だってお兄さん、背が高くて少し変わってる服着てるから」
コナンは、的確に怪しい部分を言う。
貴女「光世、あまり服とかに興味ないから。それと、光世はとても良い人だよ」
コナンは、少し驚いて安心したように笑った。
「ねぇ、お兄さん。少し、神無ちゃんとお話ししたいから借りても良い？」
「構わない」
「ありがとう！」
コナンは、神無の手を引いて少し離れた所で止まった。
「神無ちゃんのお母さん、捕まったよ」
貴女「え？」
「安室さんが調べて、幼児虐待容疑で逮捕されたんだ。それに、少し裏の世界に関わっていた事も分かった」
貴女「嘘、、、」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 658人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鈴木 なつみ(プロフ) - またコラボ作って欲しいです 次の作品も楽しみにしてます (2018年7月6日 17時) (
レス) id: d8cc4f9f40 (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - 黒狗さん» ぉおう…(´･ω･`;) (2018年7月6日 11時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 輝さん» ごめんなさい。完全に忘れてました (2018年7月6日 9時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - あの疑問なんですが9話で"コナン君と知り合った後、少年探偵団と仲良くなったのだ"と夢主は言っていたのに何故21話では少年探偵団と自己紹介してるんですか？ (2018年7月6日 1時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
こだぬき(プロフ) - お話読ませて頂きました！最期不穏な影が現れましたね…主人公ちゃんは幸せになって欲しいです！これからも更新楽しみにさせて頂きます！後、私も下手ながら作品書いてますので、よろしければ是非遊びにいらして下さい！ (2018年6月4日 17時) (レス) id: d065086080 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒狗
| 作成日時：2018年5月12日 14時
