【刀剣乱舞×コナン】望まれなかった子供

12話 前触れ ページ14

神無は、何かに怯えるように物吉に縋り付く。

だが、その物吉も顔色を悪くしていた。

「物吉殿。神無をこちらに」

一期は、物吉から神無を受け取ると少し苦しそうにした。

物吉は、顔色が良くなったが少しフラついていた。

「お兄さん、どうしたの？」

コナンは、心配になり物吉の袖を引いて聞く。

「神無は、少し特別なので、、、」

コナンは、意味が分からず首を傾げた。

「一期よ、よく耐えた。後は俺に任せるが良い」

音も無く現れた男に、コナンと安室は驚いた。

「神無、どうした？何が嫌であった？このじじいに話してはくれぬか？」

どう見ても、じじいには見えない男にコナンと安室は内心突っ込んだ。

貴女「夢、、、思い出す」

男は、綺麗に笑うと神無の額にキスをした。

「そうか、そうか。だが、ちと落ち着け」

だが、その男も少し顔色が悪いことに気付き一期は、帰るよう言った。

「そうだな。俺達は先に失礼しよう」

「待ってください‼」

安室は、男を呼び止める。

「ん？なんだ？」

「その子の名前は、、、」

「春原神無だ。この子は、本当の名など知らぬよ」

そう言って、その場を去った。

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