8話 違うストーリー2 ページ10
貴女「どんなに辛くても耐えた。学校のテストで一番になってもお母さん達は褒めてくれなかった。どうして？なんでなの？兄さんと私、何が違うの？」
絶え間なく、心がバラバラに砕かれる。
貴女「この世界はきっと、兄さんを求めてる。私なんて、要らないよね。どんなに頑張ったって、、、無理だったんだ」
「君は、お兄さんに追い付けるように努力したのかい？」
貴女「したよ！何だってした！勉強も家の事も、学校のことも全部した！けどっ‼誰も、、、誰も褒めてくれない。見てくれない、、、。こんなのもう、沢山だよっ‼」
すると、金髪で褐色肌の男性、、、。兄さんが来た。
「スコッチ！っ⁉遥華、、、」
貴女「兄さん、、、」
「バーボン！君の妹だったのか⁉」
「はぁ⁉聞いてない！」
二人は、兄さんを見る。
「遥華、その銃を渡すんだ」
貴女「嫌、、、。ここで死ぬ。邪魔しないで‼」
「頼む、俺はお前を失いたくない」
貴女「嘘、、、。助けてくれなかった。気付いてくれなかった！」
「これは、、、言い訳だ。俺は、こんなにも、歳が離れたお前にどう、接すれば良いか分からなかった。けど、その迷いがお前を苦しめていたんだな」
貴女「もう、遅い」
「やめてくれ、遥華」
貴女「もう、遅いのっ‼」
「まだ、遅くはない」
長髪の男性が私の手を掴んだ。
銃を奪われると、ポケットに隠していた折り畳みナイフを取り出して手首に当てた。
「遥華！」
貴女「兄さん、、、」
降谷は、遥華を抱きしめた。
「もういい、もういいんだ。俺が嫌いならそれでもいいんだ」
貴女「やだ、離してよ！嫌だ！」
「もう、寝ろ」
降谷は、何かが染み込んだハンカチで遥華の口元を押さえた。
「バーボン」
「自己紹介しましょう。僕は、降谷零」
「緑川唯だ」
「赤井秀一だ」
赤井は、降谷と緑川に向けて言う。
「緑川、証人保護プログラムを受けてもらう」
「赤井、唯は公安で保護する」
「赤井、ごめんな。俺も日本にいる方がいい」
「そうか」
「唯、こいつを頼む」
降谷は、遥華を緑川に渡した。
「分かった」
ーー
目を覚ますと、息苦しかった。
原因を調べると、隣にいる男だった。
私を片腕で抱き締めているため、抜け出せない。
貴女「うぅ、、。離して。重い」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 826人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ベルモット - 始めまして、ベルモットです。夢主の成長家庭が予想外にも苛烈な環境で驚きた。夢主が幸せになれる日を私は望みたいです。 (2019年12月28日 20時) (
レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せずに頑張ってくださいね！ (2019年11月27日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - すごく感動しました！ずっと涙腺崩壊してました！良い作品ですね！続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年1月31日 23時) (レス) id: 833a45e133 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - カルピン☆☆さん» このような駄作に泣いて下さりありがとうございます。更新、頑張ります！ (2018年3月31日 10時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - いゆさん» ありがとうございます。更新、頑張ります！ (2018年3月31日 10時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒狗
| 作成日時：2018年2月24日 16時
