5話 始まり ページ7
私はもう、心身共にボロボロだった。
体の傷は、隠す為にハイネックの長袖とズボンの格好だ。
両親は、私を置いて旅行などをしていた。
ある日、お母さん達がいきなり私に酒を飲ませて来た。
喉が痛み、飲むのをやめようとすると叩かれた。
多分、かなりアルコール度数が高いものだ。
飲み終えたら、気分が悪かった。
また、何時もの様におと母さん達は深夜に出かけた。
私は、風にあたるためにフラフラな状態で家を出た。
この前と同じ、路地裏で座り込んでいたらあのお兄さんがいた。
「全く、子供がこんな時間にっ⁉」
お兄さんは、私の状態を見て慌てていた。
「君、まさか酒を飲んだのか⁉」
ここで、お母さん達がやったと言えばきっと兄さんに迷惑かける。
私は、頷いた。
「何をしているんだっ‼」
お兄さんが始めて怒鳴った。
その怒鳴り声が両親と重なった。
私は、お兄さんから逃げるようにその場を去った。
「おい！」
声が聞こえたが知らないフリをした。
ーー
突然走ったから、気分が悪い。
草むらで吐いたがものを食べていなかったから、胃液しか出てこなかった。
たしかに、私の体は痩せ細っていた。
貴女「ゲホッゲホッ‼」
公園の水道で口をゆすぐ。
貴女「はぁはぁ、、、。ゲホッゲホッ‼」
酒を飲んだ分だけ水を飲む。
これが一番いい。
「大丈夫か？」
先程のお兄さんだ。
「すまない、突然怒鳴ってしまって」
視界がブレる。音が聞こえない。
貴女「だ、大丈夫、、、」
私は、家に帰る為にお兄さんの横を通った。
ーー
家に着くと、部屋に入ってそのまま倒れた。
目を覚ますと、午前9時だった。
幸い、二日酔いは無く安心した。
起き上がり、服を着替えて下に降りると母さん達は仕事に行っていた。
私はもう、7歳だ。学校には通っている。
幼稚園にはいかなかった。
兄さんみたいに、幼馴染を作ることさえ叶わなかった。
皆んな、兄さん兄さんと言う。
近所の人も、兄さんの方が出来がいいなどと言っている。
そんなこと、知っている。
知らないとでも、思っているのだろうか。
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ベルモット - 始めまして、ベルモットです。夢主の成長家庭が予想外にも苛烈な環境で驚きた。夢主が幸せになれる日を私は望みたいです。 (2019年12月28日 20時) (
レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せずに頑張ってくださいね！ (2019年11月27日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - すごく感動しました！ずっと涙腺崩壊してました！良い作品ですね！続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年1月31日 23時) (レス) id: 833a45e133 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - カルピン☆☆さん» このような駄作に泣いて下さりありがとうございます。更新、頑張ります！ (2018年3月31日 10時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - いゆさん» ありがとうございます。更新、頑張ります！ (2018年3月31日 10時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒狗
| 作成日時：2018年2月24日 16時
