35話 瞳の中の暗殺者 ページ40
今日は、兄さんと唯さんと一緒に前から行きたかったトロピカルランドに来ていた。
だが、予想していた人混みより少し多くて戸惑う。
すると、それを感じとったのか兄さんが抱き上げた。
「こんなに人がいては大変だな」
困ったように笑うその姿は、29歳にしてはあまりにも可愛すぎた。
貴女「唯さん、抱っこ」
「おう、嬉しいなぁ〜！遥華ちゃんから抱っこしてくれなんて言ってくれるの」
「遥華っ⁉兄さんじゃ嫌なのかっ⁉」
兄さんは、焦っているが反対に唯さんは嬉しそうに笑っていた。
貴女「兄さんなんて、そこら辺の女の人に揉みくちゃにされれば良いんだ」
私は、拗ねたように言う。
いや、実際拗ねている。
自分の兄を先程からジロジロ見る女性達が少し嫌になった。
貴女「唯さん、メリーゴーランド乗ろう」
「おっ！一緒に乗るか？」
「え、お、おいっ！」
「お兄さんっ！暇？私達と遊ばない？」
唯さんと離れた瞬間、女性の人が兄さんに話し掛ける。
それを見て、唯さんの肩に頭を擦る。
「嫉妬か？」
貴女「だって、、、」
「今ならお兄ちゃんを取り戻せるぞ？」
貴女「うー、、、」
「どうする？行くか？」
もう一度、兄さんを見て唯さんの襟を掴む。
貴女「戻る」
「了解」
唯さんは、兄さんの元へ戻る。
そして、少し離れた場所で私を下ろす。
私は、兄さんの足にしがみつく。
貴女「お兄ちゃん、、、一緒に行こう？」
「遥華、、、。あぁっ！行こう！」
兄さんは、嬉しそうに言った。
「おぉ、よかったな。零」
「遥華が助けてくれたからな」
貴女「つ、ついで！メリーゴーランドに乗るついで！」
「そうか、ありがとう」
兄さんは、私の頭を撫でてくれた。
貴女「っ、、、！」
「零、遥華ちゃん少し困ってるぞ」
「え？どうしてだ⁉」
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ベルモット - 始めまして、ベルモットです。夢主の成長家庭が予想外にも苛烈な環境で驚きた。夢主が幸せになれる日を私は望みたいです。 (2019年12月28日 20時) (
レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せずに頑張ってくださいね！ (2019年11月27日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - すごく感動しました！ずっと涙腺崩壊してました！良い作品ですね！続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年1月31日 23時) (レス) id: 833a45e133 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - カルピン☆☆さん» このような駄作に泣いて下さりありがとうございます。更新、頑張ります！ (2018年3月31日 10時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - いゆさん» ありがとうございます。更新、頑張ります！ (2018年3月31日 10時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒狗
| 作成日時：2018年2月24日 16時
