28話 安室透 ページ32
学校の帰り、コナン君達に誘われてポアロという喫茶店に入った。
貴女「コナン君の家ってこの上なんだよね?」
「あぁ、そうだよ。毛利小五郎って言う探偵とその娘の蘭姉ちゃんと一緒に住んでるんだ」
貴女「お姉さん、、、良いね。私、兄さんしかいないから羨ましい」
「お兄さんのこと、嫌いなの?」
貴女「分からない。前までは嫌ってたの。けど、だんだんと好きか嫌いか分からなくなって」
「そのお兄さんは、どういう人なの?」
貴女「かっこ良くて、優しくて、頭も良くて、強い人。だから、比較され続けてたから兄さんが嫌いになった、、、」
「ねぇ、もしかして虐待、、、受けてた?」
貴女「っ⁉」
「受けてたんだね。今も?」
貴女「今はされてないよ。兄さんが助けてくれたから」
「じゃあ、虐待をしてたのは遥華ちゃんのご両親だね。話を聞くにまだ捕まってないんでしょ?」
貴女「兄さんが警察沙汰にはしないって」
「危険だよ。遥華ちゃんのご両親は君のお兄さんに執着心がある。つまり、君が邪魔になって来る。きっと、探してお兄さんにバレない様に殺されるかもしれない」
先程からコナン君の推理力が当たりすぎて怖い。
貴女「でも、二度と近付くなって兄さんがお父さんとお母さんに言ってたよ?」
「執着心がある人がその口約束程度で守る筈がない。もしかすると、学校がバレてるかもね。ねぇ、しばらく安全の為に昴さんの元にいない?」
貴女「え?でも、、、」
「おや、何の話をしてるんですか?コナン君」
「あ、安室さん」
そこには、兄と瓜二つの男性がいた。
貴女「安室、、さん?」
「えぇ、僕は安室透って言うんです」
声も身長も同じ。
貴女「っ、、、!」
「で、何のお話を?」
「せ、世間話だよ!安室さん」
私は、安室さんの左手首に私があげたブレスレットを見つけた。
貴女「だ、、れ?」
「遥華ちゃん、どうしたの?」
コナン君が私の肩を叩く。
私は、コナン君の服の袖を掴む。
「おや、気分でも」
貴女「触らないでっ‼」
私は、安室さんの手を払った。
それに驚く歩美達。
貴女「コナン君っ、、、」
安室は、傷付いた顔をして言葉を紡ぐ。
「ごめんね、いきなりびっくりしたよね」
貴女「コナン君」
「どうしたの?」
貴女「沖矢さんの所に行く」
「分かった。連絡してくるね!」
コナン君が椅子を降りて電話した隙に、安室さんが私の手を掴んで休憩室へと連れ込まれた。
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ベルモット - 始めまして、ベルモットです。夢主の成長家庭が予想外にも苛烈な環境で驚きた。夢主が幸せになれる日を私は望みたいです。 (2019年12月28日 20時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せずに頑張ってくださいね! (2019年11月27日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - すごく感動しました!ずっと涙腺崩壊してました!良い作品ですね!続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年1月31日 23時) (レス) id: 833a45e133 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - カルピン☆☆さん» このような駄作に泣いて下さりありがとうございます。更新、頑張ります! (2018年3月31日 10時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - いゆさん» ありがとうございます。更新、頑張ります! (2018年3月31日 10時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒狗 | 作成日時:2018年2月24日 16時