25話 気持ち ページ29
それから数日後、赤井さんが死んだと聞かされた。
貴女「赤井さんっ、、、!」
居なくなって初めて気付いた。
私が赤井さんが好きなことが。
唯さんは、優しく頭を撫でてくれた。
「あいつがそう簡単にやられる奴じゃねぇよ。だから、生きてるって思え」
貴女「うん」
それから私は泣き疲れて眠ってしまった。
「唯、遥華は?」
降谷は、遥華のことを心配していた。
「泣き疲れて寝たぜ」
「俺は、赤井が死んだとは思えない」
「あぁ、俺もそう思う」
「きっと、裏で手を引いてる奴がいる筈だ」
「俺も一緒に探そうか?」
「いや、俺だけでやってみる」
ーー
「遥華ちゃん、今日、紹介したい人がいるんだ!」
コナン君は、新一さんの家へと私の手を引いて向かった。
確かに、本を返そうと思っていたので良かった。
「あ、本、先に渡すな」
貴女「うん。ありがとう」
そして、二人でリビングに向かうと一人の男性がいた。
私は警戒して、コナン君の背後で男性を見る。
なんか、こう、、、空気が違うのだ。
まるで、あの人に似た空気が、、、。
貴女「赤井、、さん?」
ふと、呼んでみた。
「赤井さん?すみません、私は沖矢昴と言います。よろしくお願いしますね、降谷遥華ちゃん」
貴女「え、、、どう、、して」
「僕が教えたんだ。だから、怖がらなくて大丈夫だよ」
貴女「う、うん」
「昴さんはとても良い人だよ」
コナン君がそう言うなら良い人なのだろう。
コナン君は、沖矢さんと話があるらしくて、私は一人で帰る。
人通りが少ない道なので背後を振り返ったりして警戒する。
前を向いて歩き始めた瞬間、誰かに布で口を塞がれる。
貴女「んんっ!」
布は薬でも染み込んでいるのか、吸ってしまい意識が朦朧としていたが抵抗するが薬の効果で意識を失った。
ーー
貴女「んっ、、、」
目を覚ますと知らない場所にいた。
「目が覚めたかな?」
そこには、30代半ばと思われる男性がいた。
「やっぱり君は可愛いなぁ。俺と一緒にここで暮らそう!」
貴女「い、嫌っ、、、!」
「泣き顔も可愛いな」
すると、男性に抱き締められる。
貴女「ひっ!」
「可愛いよぉ、遥華ちゃん」
逃げようとしたが、左足に枷がついていて、鎖がベッドの脚に繋がっていた。
貴女「嫌っ!離してっ‼」
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ベルモット - 始めまして、ベルモットです。夢主の成長家庭が予想外にも苛烈な環境で驚きた。夢主が幸せになれる日を私は望みたいです。 (2019年12月28日 20時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せずに頑張ってくださいね! (2019年11月27日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - すごく感動しました!ずっと涙腺崩壊してました!良い作品ですね!続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年1月31日 23時) (レス) id: 833a45e133 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - カルピン☆☆さん» このような駄作に泣いて下さりありがとうございます。更新、頑張ります! (2018年3月31日 10時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - いゆさん» ありがとうございます。更新、頑張ります! (2018年3月31日 10時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒狗 | 作成日時:2018年2月24日 16時