22話 分からない感情 ページ25
爆弾が爆発するということで、乗客は慌ててバスから降りる。
私も降りようとしたら、哀ちゃんが椅子に座っていた。
貴女「哀ちゃん?どう、、したの?」
「貴女は逃げて。早くっ!」
私は、哀ちゃんの手を掴む。
貴女「嫌、、、。友達、置いていかない」
その言葉に灰原は、目に涙を浮かべる。
「ごめん。ごめんなさいっ、、、」
灰原は、遥華を抱き締める。
すると、コナン君がバスの中に入って来た。
そして、犯人が置いていった銃でフロントガラスを撃つ。
私達がフロントガラスを割ったと同時に爆風によって吹き飛んだ。
少し、膝を擦りむいただけだったが問題ない。
貴女「コナン君、哀ちゃん、大丈夫?」
「大丈夫だよ。遥華!膝、擦りむいてっ⁉」
「血が、、、。ごめんなさい、、私の所為ね」
貴女「大丈夫。哀ちゃんが無事で良かった」
灰原は、このどうしようもなく優しく白い無垢な子供を守りたいという庇護欲に襲われた。
「手当してもらいましょう。ばい菌が入って膿んでしまったら大変だわ」
そこに、高木刑事が走って私達の元に来た。
「あ、高木刑事!遥華ちゃんが怪我しちゃって、一人じゃ不安だと思うから灰原も一緒に救急車に乗せてもいい?僕が事情聴取受けるから。ね?いいでしょ?」
「勿論だよ。遥華ちゃん、歩けるかい?」
貴女「うん。いっ⁉」
「ああ、無理しちゃダメだよ」
高木刑事は、遥華を抱き上げると灰原と一緒に救急隊員に渡した。
「じゃあ、コナン君、行こっか」
「うん!」
「あの子は、、、」
ーー
病院で手当して貰った後、博士が迎えに来てくれて灰原と共に遥華は、博士の家に行った。
「本当にごめんなさい」
貴女「だ、大丈夫。哀ちゃん、気にしないで」
「ありがとう」
「遥華君、君の保護者と名乗る人が来ているのだが」
貴女「?」
「遥華ちゃんっ!」
貴女「唯さん」
「あぁ、心配したよ。大丈夫?痛くない?いや、痛いよね」
貴女「唯さん、、、」
遥華は、緑川の袖を掴むと灰原の方を向かせた。
「君は?」
「灰原哀よ」
「哀ちゃんって呼んでも?」
「えぇ」
貴女「哀ちゃん、明日も来てもいい?」
「勿論よ」
灰原は、遥華を抱き締めながら髪を梳く。
「遥華ちゃん、そろそろ帰ろっか」
貴女「うん。また明日ね」
「えぇ、また明日」
私達は、博士の家を出て家へと向かった。
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ベルモット - 始めまして、ベルモットです。夢主の成長家庭が予想外にも苛烈な環境で驚きた。夢主が幸せになれる日を私は望みたいです。 (2019年12月28日 20時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せずに頑張ってくださいね! (2019年11月27日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - すごく感動しました!ずっと涙腺崩壊してました!良い作品ですね!続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年1月31日 23時) (レス) id: 833a45e133 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - カルピン☆☆さん» このような駄作に泣いて下さりありがとうございます。更新、頑張ります! (2018年3月31日 10時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - いゆさん» ありがとうございます。更新、頑張ります! (2018年3月31日 10時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒狗 | 作成日時:2018年2月24日 16時