48話 伝言 ページ50
石切丸と青江と共に、信乃はとある場所に来ていた。
貴女「ここが、事件場所、、、」
「7年前だからもう大分たってるね」
青江は、辺りを見渡す。
貴女「人の7年は長いです」
「そうだね。人間の7年は長いかも知れないけど私達にとっては、瞬きするのと同じくらいあっというまだからね」
「信乃ちゃん、少しあの路地に入ってもいいかい?」
貴女「へ?あ、はい」
信乃達は路地に入ると、先頭にいる青江が足を止める。
貴女「あ、青江?」
「彷徨えるモノがいるようだよ」
「確かに。長い間、ここにいるね」
二人は、話を止めると信乃に道を譲る。
貴女「あ、、、っ!」
そこにいたのは、萩原研二だった。
壁に背を預けて、立っていた。
すると、彼はこちらを見る。
『君たち、もしかして視えてる?』
貴女「え?は、はい」
すると、彼はこちらに向かってズカズカと歩き信乃の前で止まると、肩を掴む。
『すまない、俺の代わりに零に、、、降谷零に伝えてくれないか!』
貴女「え、えと、、、何をですか?」
『先に逝ってしまい、すまないとっ、、、!』
萩原は、涙を流していた。
その涙は、地面に溢れても濡れはせずに消える。
貴女「あ、怪しまれませんか?」
『けど、伝えて欲しいんだ。頼む!』
萩原は、頭を下げる。
貴女「分かりました」
「主、もういっそこの人を連れて行けば良いんじゃないかな?」
石切丸は、困った顔で言う。
貴女「でも」
「主、大丈夫だよ。僕達はそっちの専門だよ」
青江は、萩原に触れる。
『えっ⁉な、なんで触れて』
「ほら、こんな所で立ち止まってる暇はないよ。大丈夫、僕達しか視えないから」
萩原は、頷き路地を出る。
『ははっ、久しぶりに太陽の光を浴びたよ』
萩原は悲しそうに笑った。
ーー
貴女「多分、あむ、、、降谷さんはこのポアロにいます」
三人と一体?でお店に入ると安室さんが来てくれた。
「いらっしゃいませ。また来てくれたんだね、信乃ちゃん」
ふと、横を見ると萩原さんは泣いていた。
『ああ、零だ。やっと会えた』
私達は、安室さんに案内されてカウンター席に座る。
貴女「あの、、安室さん」
「ん?なんだい?」
貴女「は、、、」
「は?」
貴女「萩原研二って人、知ってる?」
「え、、、、」
安室さんは、徐々に黒いオーラを纏う。
「何で、君が知っているのかな?」
信乃は、言い訳を考えていると萩原が囁いた。
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レモン(プロフ) - はじめまして、最初から一気に途中まで読ませていただきました!!面白かったです!あと、14話履き続けるとありますが、吐き続けるではないでしょうか? (2018年11月11日 14時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 極部隊www恐ろしいwwwww私の本丸はまだ極が三人しかいません(泣) 江「和睦の道は、ないのでしょうか……」 (2018年2月23日 8時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - ステラさん» ありがとうございます! (2018年2月21日 9時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
ステラ - 更新がんばってください! (2018年2月21日 8時) (レス) id: 2a7337f44e (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - mayumiさん» ありがとうございます!少し、時間軸が可笑しくなるかもしれませんが、よろしくお願いします! (2018年2月19日 18時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒狗 | 作成日時:2018年1月20日 23時